希望・玉木代表が定例会見4月3日(全文1)民進党からの呼び掛けあれば対応
希望の党の玉木雄一郎代表が3日午後4時から定例会見を行った。 民進党は先月末に元民進党議員らを中心に「中道的な新党」「新しい民主党」を結成する方針を打ち出している。立憲民主党や希望の党に参加を呼びかけるとしており、一部報道では、週内にも玉木代表と民進党の大塚耕平代表との間で党首会談が行われる。 立憲民主党の枝野幸男代表は民進党の新党構想に重ねて否定的な見方を示している。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】希望の党・玉木代表が定例会見 新党構想への対応は」に対応しております。
玉木代表の冒頭発言
司会:よろしいでしょうか。それでは定例の会見を開きます。冒頭、代表からお願いします。 玉木:まず冒頭、私から、昨年の2月20日に衆議院の予算委員会でわが党の後藤祐一議員が当時の稲田防衛大臣にイラクの日報があるのかという質問をしたことに対して、当時、稲田大臣は確認したけれども見つけることができませんでしたというふうに答弁をされました。しかしこれが先日、実はあるということが分かり、結果として虚偽答弁だったということが明らかになりました。これはまったく許されるものではありません。当時の稲田大臣、ぜひ参考人としてお越しいただいて、国会で説明をいただきたいと思います。 で、併せてこの発覚した経緯でありますが、今年の1月にはすでに陸自の研究本部から陸幕の総務課に報告がなされておりました。ただ、安倍総理に報告が上がったのが今月2日ということで、2カ月以上何をしていたんだということだと思います。この間、国会ではまさに森友学園の決裁文書の改ざんの問題であるとか、政府が出してくる文書やデータに対しての信憑性について、まさに議論が行われていた最中だったわけですが、防衛省もむしろこうした隠蔽を図っていたと、組織的に隠蔽を図っていたのではないかと思われるような対応を行っていたことについても断じて許すわけにはいかないと思います。 森友問題でも明らかになりましたけれども、とにかく国会や国会議員から求められた資料に対して、なかなか出さない、あるものをないと言う、そして出すときには真実と違った改ざんしたものを出してくると。いったい、この今の政府はどうなっているんだと。安倍政権は大丈夫なのかと思わざるを得ない事案がまた1つ発生したと思っております。 こうしたことを防ぐためにもわが党として先般取りまとめました、公文書管理法の改正を中心とした、公文書改ざん防止法、これを速やかに国会に提出したいと思っていますので、与野党を超えた賛同をぜひいただけるように働き掛けを強めていきたいと思っております。 併せてこれに関して申し上げると、今日の財金委員会で麻生財務大臣も理財局長も財務省としての調査結果の報告は捜査終結後ということを今日、明言をしました。これは開き直ったような答弁であって、昨年の防衛監察の際も、これは国会終了後に公表されましたけれども、財務省の調査については必ず国会開会中に報告を行うべきと思いますので、これは政府に対しても強く求めていきたいと思いますし、自民党、公明党にも、これは国会としてばかにされた話でありますから、今国会に提出するように与党にも働き掛けていきたいと思っております。 もう1点は民進党からの呼び掛けについてであります。民進党が先週の両院総会で新しい党をつくること、同志に結集を呼び掛けることを決定をして、そうした過程については日曜の夜に大塚代表から私、電話いただきました。で、今日16時半から増子幹事長からわが党の古川幹事長に対して正式に呼び掛けが行われると聞いております。その呼び掛けを受けて、わが党としてもどのように対応するのか、検討に入りたいと思っております。まずはその役員会でこの取り扱いについて議論をして、わが党としての対応方針を決めていきたいと思っております。以上です。