教習所で一時停止は「3秒止まる」と教わりました。実際は「1~2秒」しか停止しないドライバーが多い気がするのですが、何秒止まればよいのでしょうか?
運転免許を取得するにあたって、教習所で一時停止は「3秒止まる」と教わるケースがあるようです。しかし、実際に道路を走行していると、1~2秒程度しか止まらないドライバーが多いように感じる人もいるかもしれません。 このとき、一時停止は何秒止まるかの基準が設けられているか、知りたいと思う人もいるでしょう。 この記事では、一時停止では何秒停止すれば問題ないのかについてご紹介します。一般的に3秒と考えられている理由や、一時停止を守らなかった場合の罰則もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
一時停止の時間は法律で定められている?
止まれの標識がある場所や停止線がある場所では、走行している車を一時停止させなければなりません。しかし、一時停止の具体的な時間は法律では定められておらず、3秒以上停止しなければならないというのはあくまでも目安になるようです。 一時停止の本質は「完全に停止する」「安全確認を行う」の2点とされており、車が完全に停止すれば、法律上は問題ないと考えられます。逆にいうと、少しでも動いている状態から再加速した場合は、一時停止の要件を満たさないといえるでしょう。 一時停止の要件を守るには、停止線を超えずに車を停める必要があるようです。そのうえで安全確認をし、再度車を発進させるようにしましょう。
一時停止の目安が一般的に3秒と考えられている理由
一時停止の目安が一般的に3秒と考えられているのは、以下の動作を完遂するために必要な時間が3秒程度とされているためのようです。 ・車が完全に停止するまでの時間 ・周囲の安全を確認するための時間 ・発進の判断をする時間 これらの動作は、決して瞬時に行えるものではないでしょう。特に周囲の安全確認や発進の判断は、慎重に行うべき動作と考えられます。法律違反にならないためだけではなく、周囲の安全を守るためにも、一時停止には十分な時間をかけるとよいでしょう。
一時停止を守らなかった場合の罰則
一時停止を守らなかった場合「一時停止義務違反」に該当する可能性があります。警視庁によると、この法律に違反した場合の反則金や違反点数は、以下の通りです。 ・反則金:7000円(普通車の場合) ・違反点数:2点 上記のように、罰則としては極端に重い内容が定められているわけではありません。しかし、一時停止を無視して走行すると、重大な事故につながってしまう可能性があります。仮に交通事故につながった場合、一時停止を無視した側の過失割合が大きくなると考えられます。 死亡事故につながった場合は、過失運転致死傷罪が成立する可能性もあるため注意が必要です。この場合は、懲役や罰金などの罰則が適用されてしまうため、必ず一時停止をするようにしましょう。
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