会社を辞めて「占い師」になりたいと言っていた友人。占い師の収入はどれくらいなのでしょうか…?
占い業界は、占いに興味のない方が思っている以上に大きな業界です。市場規模は1兆円にのぼるといわれており、日夜問わず大きなお金が動いています。 そこでこの記事では、占い師の収入と、働き方の種類について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
占い師の収入はどれくらい?
占い師は、多くの人が個人事業主として働いています。そのため収入は完全出来高制であり、一概にはいえませんが、お客さんの数だけ収入は増えると考えられます。反対に、時給や給与の保証、社会保険など通常の労働者が享受している安定性の部分は欠けるため、生計を立てるのが難しい場合もあります。 占いの料金相場は、30分で3000円~5000円ほどに設定されているケースが多いようです。 「占いの館千里眼」では、1番人気の30分鑑定が3300円となっています。「占いの館ウィル」では30分の占いで約6000円~7000円の料金設定となっており、相場より高い占い師も多く存在します。 対面の占い師として収入を得る方法は、個人で占いを行うか、「占いの館」などの全国各地に拠点を構える店舗に所属して占いを行うかによって分かれます。 個人で占いを行う人は、1日に訪れたお客さんの数と、占った時間がそのまま収入になります。仮に料金を30分3000円にした場合、16人のお客さんで8時間占えば、日給は4万8000円です。 ただしこれは、お客さんが絶え間なくやって来た場合の話で、実際にはお客さんが来ない「待機時間」が存在します。 占い師の収入は、「人気」で大きく変わります。人気があればお客さんの数が増え、待機時間は少なくなります。また、料金を高く設定することも可能になると考えられます。 なお、店舗に所属する占い師になる場合、売り上げの何割かを所属する店舗に納めるシステムを設けているところが多いようです。収入は少なくなりますが、自分で場所を用意する必要がなく、人気のある店であれば、その看板に信頼性を見出すお客さんもいるので、客を取りやすいというメリットが得られる可能性もあるでしょう。