【平和島ボート・サンスポ杯 東京ダービー】優勝戦の見どころ~福来がF2をものともせずVか!? スリット攻勢を予告する佐藤隆が脅威
平和島では準優勝戦で1号艇が6連敗中だったが、新年を迎えて〝潮目〟が変わったのか、今シリーズは準優の1号艇トリオが全て逃げ切った。 優勝戦の絶好枠を手にしたのはF2ながら王道Vに王手をかけた福来だ。相棒15号機の仕上がりについては「足は本当に中堅」と控えめなジャッジだが、本人の評価以上にパワーは充実しているとみて間違いない。準優12Rは5番手スタートながら、伸び返してインから押し切った。質のいい仕掛けは決めている印象だけに、的確な踏み込みでスリットから力強く伸び返し、全速逃げでVをつかむ公算は大だ。 ただ、やはりF2のハンデは大きいはず。「スタートはいいのが行けると思う」と、センターから果敢なスリット攻勢でV奪取を狙っている佐藤隆は脅威だ。昨年は年間7Vをマークし、SG初参戦を果たすなど大きく飛躍を遂げた東京支部ナンバーワンの成長株が豪快まくりを決めるシーンは一考したい。 もちろん、安定感抜群の走りを続けてきた2号艇・今泉も機力は引けを取らないだけに差し逆転は十分だ。 3号艇・佐藤隆が強攻策に出れば、ダッシュ勢にもチャンスが出てくる。カドが見込める宮之原、佐藤隆の師匠・長田、永井が一気に台頭する波乱の展開もあり得る。 舟券的にはどこからでも狙える見応えたっぷりの優勝戦となった。