「人が湧き出てくる感覚がすごい」J2で3位の長崎、新スタ開催のPOへ自信 自動昇格には勝ち点1届かず
◆明治安田J2リーグ第38節 長崎5―2愛媛(10日、ピーススタジアム) J2V・ファーレン長崎の下平隆宏監督が3位で終えたレギュラーシーズンを総括し、J1昇格プレーオフ(PO)への意気込みを語った。 ■「自前で建てたんすごすぎる」長崎新スタにサポーター驚がく「かっこよすぎるぞ…唖然」【写真複数】 長崎は21勝12分け5敗の勝ち点75。J2最多の74得点を挙げ、最も負けが少なかったが、引き分けが多かったことが影響して2位横浜FCに勝ち点1差届かなかった。下平監督は「昇格するには試合数×2が必要と思っている。あと1ポイント足りなかった」と悔やみつつ、外国人選手4人がそろって2桁得点をマークしたことに「すごい活躍。相手からしたらかなり驚異的な外国人たちだと思う」と誇った。 3~6位によるJ1昇格POは上位チームのホームで試合を行い、同点の場合、上位チームが勝ち上がる。下平監督は「一番有利な状態でPOに入れる。ピースタで2試合もできることはプラスにしか考えていない」と強調する。「きょうも鋭いカウンターから得点が生まれたけど、選手の足を動かし、背中を後押しするピースタの雰囲気は独特のものがある。ボールを奪った瞬間に人が湧き出てくる感覚はすごい」と10月にオープンし、無敗を誇る新スタジアムでの戦いに自信をのぞかせた。PO準決勝は12月1日に仙台と対戦する。(末継智章)