パリ気分を満喫!ディオール、シャネル、エルメス…秋冬向け最新小物
■CELINE(セリーヌ)
1945年に、セリーヌ・ヴィピアナがパリで立ち上げた子ども向けのシューズブランドが「セリーヌ」の原点。1960年代よりレディ・トゥ・ウエア(既製服)に加え、レザーグッズやアクセサリーを展開し、パリシックを象徴するメゾンに。2024年の今季のコレクションを手掛けたのは、アーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターのエディ・スリマンだ。 今季は、メゾンの紋章として1971年から使われているトリオンフが刻印された、カーフスキンのバッグ「キュイル トリオンフ エロイーズ」に、小脇に収まるスモールサイズが仲間入り。また、艶やかなパテントにゴールドのトリオンフが映えるバッグは、ハーフショルダーがレディーライクな装いにマッチ。 足元は、トリオンフとチェーンをつなぎ合わせた装飾が輝くローファーが今季のトレンドスタイルにぴったり。パリシックなおしゃれに欠かせないパールの3連ネックレスや、こっくりとした発色が美しいバーガンディのカードホルダーも狙い目アイテム。
■SAINT LAURENT(サンローラン)
1961年に自身の名前を冠したオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」を設立。1966年には、パリ左岸(リヴ・ゴーシュ)にプレタポルテの第1号店を構え、モードの民主化を進めた立役者。20世紀最後のクチュリエ(パリ・オートクチュール界のデザイナー)として「モード界の帝王」とも称された。現在は、アンソニー・ヴァカレロがクリエイティブ・ディレクターを務める。 この秋冬は、ダイヤモンドキルティングが施された小粋なヴァニティバッグのほか、「ル・サンカセット」は収納力抜群の大きめなサイズでありながら、両サイドを内側に折り込むことができるソフトな風合いも魅力的。また、1966年にムッシュ イヴ・サンローランがオープンしたプレタポルテのブティック「サンローラン リヴ・ゴーシュ」のロゴから着想を得た“カレ リヴ・ゴーシュ”ステッチが印象的なウォレットにも注目を。 ケーブルリンクチェーンがあしらわれたシューズは、しなやかなヒールカウンター(踵部分)のため、伸ばしてローファー風に、あるいは内側に折り込んでスリッポン風に履くことも可能。仕上げはサンローラン・スタイルに必須なブラックのサングラスを。