「ばかうけ」発売35周年 米菓で若年層の取り込み加速 ハリウッドザコシショウ起用し新CMと渋谷でのサンプリング 栗山米菓
「ばかうけ」の特長は独特の食感にある。 「ソフトせんべいでもなく、堅あげげせんべいでもない、両者のちょうど間の食感を狙って作られている。ソフトせんべいのようなサクッと軽い食感がありながらもしっかり食べ応えのある食感になっている」と説明する。 売れ筋は「青のりしょうゆ」「ごま揚しょうゆ」「ばかうけアソート」。 栗山米菓は「Befco(べフコ)」をコーポレートブランドに掲げる。 これは、Beika(ベイカ)Frontier(フロンティア)Company(カンパニー)の略で、「米菓という原点を大切にしながらも、自らの力で米菓の領域を超えていく躍動感あふれる企業を目指している」。 基幹ブランドは「ばかうけ」「瀬戸しお」「星たべよ」。 「『光黒豆もち』や『渚あられ』個人的にはもっと育てたいブランドがたくさん控えている」と意欲をのぞかせる。
最近の手応えとしては近畿大学の学生と一緒に企画した「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」を挙げる。 「『渚あられ』と同じ中身だが、パッケージ、ネーミング、キャラクターと見せ方を変えるだけで、今まで米菓買われなかった方々にも興味を持っていただけている。米菓はクラシカルなパッケージが売場に多いこともあって、若い方が自ら購入しにくいのだと思うが、見せ方を変えるだけでも買って下さることが分かった」との手応えを得る。