日産新体制スタート 内田社長が会見(全文4完)文化を超えた信頼関係が生まれた
共同購入では成功してきた
次に、初めのアライアンスの進め方でしたか。私、共同購買に入社しています。先ほど私が申し上げた、お互いを尊重する、透明性を持って全て課題を出す、そうすれば信頼が生まれる。これは実はアライアンスのマインドセットでもあるんですね。これを共同購買でずっと進めておりましたし、そういった中で文化を超えた信頼関係がルノー、日産の中できちっと生まれてきたと思います。こういった点は、非常にうまくアライアンスは成功してきたと思います。 ただ、そういった中で、ここ数年を振り返ったときに、さまざまな自動車環境の置かれている状況で、いろんな厳しい難しさが出て、アライアンスがあたかも進んでいないように見受けられていますが、これをきちっとリワインドして、重要なプロジェクトを明確化して進めていくということです。 司会:ありがとうございます。まだ手があがっておりますけど、時間もそろそろ過ぎましたので、あとお二方でお願いしたいと思います。じゃあ、立っている方、お1人。
アジアでの今後のビジョンは?
大田中:フリーランスの大田中と申します。アジアについてのことなんですが、「ワクワク感」にも絡むことなんですけれども、特に東南アジアでは1980年代のダットサンブランドの廃止以降、落ちっぱなしの状態。それに安物ブランドとして復活登場したダットサンブランドによって、とどめを刺されたような感じがあるんですけれども、このダットサンブランドをうまい具合に日産の斜め上の、アジア向けのプレミアムブランドとして、アジアの人はたぶん望んでいると、いろんな人の話を聞いたところ、思うんですけれども、その辺りを絡めての、アジアでの今後のビジョン、現時点でもしおありならお聞かせください。 内田:ご指摘のとおり、アジアで、われわれ、まだまだプレゼンスを出せておりません。今までの、いろんな形でアジアに投入したモデル、アジアでの戦略、ここを含めて、今、事業改革の中で関をリーダーとして進めております。従って、われわれの今後のアジアの戦略を皆さまにお話しできるときに、きちっとお話をさせていただきたいと思います。 司会:大変申し訳ありません。最後の質問にさせていただこうと思います。一番前の方。