最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1位。移籍失敗!? 新天地で約10億ダウン
年齢や実績など様々な要素によって算出される市場価値は、その時期の活躍によって大きく左右されることもある。23/24シーズンも終盤に差し掛かった現在、その市場価値を大きく下げてしまった日本人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値下落額ランキングを紹介する。※市場価値や成績等の情報は3月10日時点の『transfermarkt』を参照。2023年7月1日と現在の市場価格を比較。下落額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
1位:鎌田大地(ラツィオ/イタリア) 生年月日:1996年8月5日 市場価値の変動:2700万ユーロ(約37.8億円)→2000万ユーロ(約28億円) 市場価値の減少額:700万ユーロ(約9.8億円/-25.9%) 22/23リーグ戦成績:32試合9ゴール7アシスト ※フランクフルト(ドイツ)在籍時 残念ながら今回のランキングで1位になってしまったのは、ラツィオ(イタリア)でプレーする日本代表MF鎌田大地だ。その市場価値は、2位の瀬古歩夢(減少額100万ユーロ)に大差をつけて、700万ユーロ(約9.8億円)ダウンとなった。 その理由として挙げられるのが、ラツィオでチームを率いるマウリツィオ・サッリ監督の信頼を掴みきれていないことだ。今季はリーグ戦18試合に出場しているが、先発出場はわずか8試合。ルイス・アルベルトやマテオ・ゲンドゥージの後塵を拝しており、直近のリーグ戦では3試合連続でベンチを温めている。加えてラツィオは先日UEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)敗退が決まっており、今後はこれまで以上に鎌田の出番が少なくなることが懸念される。鎌田とクラブの契約は今季終了までの1年間になっているため、この状況が好転しなければ、同選手が今夏に契約を延長せず新天地を探すシナリオも現実味を帯びてくる。 しかしながら、依然として鎌田の市場価値は高い水準にある。圧倒的な下落を記録したものの、日本人選手の中では5番目に高い市場価値を持っており、その類まれなる能力はマーケットで高い評価を得ていると言えるだろう。
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