「災害」に備え「1回きり」の「モバイルバッテリー」を持っていますが「ポータブル電源」を準備するべきでしょうか? かなり高額だったので、一人暮らしの私には手が出しにくいです…。
災害時の備えとして、モバイルバッテリーやポータブル電源の需要が高まっているようです。安否確認の連絡をしたり仕事をしたりするためにも、電力の確保は欠かせません。しかし、ポータブル電源は数万円する高額な商品のため、手を出しにくいと感じている人も多くいるでしょう。 本記事では、モバイルバッテリーとポータブル電源の特徴、ポータブル電源の必要性などを紹介します。
モバイルバッテリーの特徴
モバイルバッテリーは、スマホやタブレットに使える小型機器向けの充電器です。種類によって価格はさまざまですが、数千円から購入でき、持ち運びも便利です。また、事前に充電しておけばコンセントは不要で使用できます。
ポータブル電源の特徴
ポータブル電源は、モバイルバッテリーに比べて格段に大容量で、多様な機器に対応しています。スマホやタブレットはもちろん、ノートパソコンや小型の家電製品も動かせるため、停電時の生活をサポートしてくれるといわれています。ただし、価格は数万円からと高価な傾向があり、サイズも大きくなりがちです。
ポータブル電源を用意すべきかの判断基準
ここでは、ポータブル電源を用意すべきか迷っている方に向けて、ポータブル電源を利用する際の判断基準を紹介します。 ■災害時にどのくらい電力を使用するか 災害時に必要となるのが、スマホをはじめとした通信機器の電力です。スマホを充電できれば、連絡を取ったり情報収集したりすることができるようになる可能性があります。そのため、モバイルバッテリーがあれば十分事足りると考えられます。 しかし、停電が数日間続くような大規模な震災の場合であれば、ノートパソコンや照明器具、携帯ラジオなど、スマホ以外の電子機器を稼働させたいと考える方もいるでしょう。 ただし、複数の電子機器を充電するにはモバイルバッテリーだけでは足りない可能性があります。停電が数日間続く状況下で複数の電子機器を稼働させたいときには、ポータブル電源があると便利だとされています。 ■コストの差はどれくらいか ポータブル電源は便利ですが、コストの高さがネックです。安いものでも数万円ほどの価格で、大型のものでは10万円を超える場合もあるでしょう。 一方、モバイルバッテリーは数千円から購入でき、手軽に常備できます。コストを押さえつつ電力を確保するために、モバイルバッテリーを複数購入するのも一つの手段です。 ■災害時以外にも活用シーンがあるか ポータブル電源の使用頻度がどのくらいであるかも、購入を判断するときの基準の一つです。災害時だけではなく、キャンプや車中泊など別のシーンでも活用する予定があれば、価格の高いポータブル電源でも投資とみなせるでしょう。災害時の備えとして、使わず数年間しまっておく可能性があることを前提にして、購入を検討するのがおすすめです。