7打差から大まくり 平田憲聖が『62』の爆発で首位ゲット「ぜんぶうまくいった」
<Shinhan Donghae Open 3日目◇7日◇クラブ72CC オーシャンC(韓国)◇7204ヤード・パー72> 平田憲聖のクラブのこだわり【写真】 日本、韓国、アジアンツアーの共催大会は第3ラウンドでビッグスコアが生まれた。首位と7打差のトータル6アンダー・22位タイから出た平田憲聖が10バーディをマーク。ひとつのボギーを打つこともなく「62」をマーク。トータル16アンダーまで伸ばし、首位タイに躍り出た。 出だしの1番で1.5メートルを沈めると、そこから5連続バーディで一気に追い上げを開始した。「ぜんぶうまくいって、短いバーディパットを打ちながらそれを決めながら。ショットで作ったバーディです」。2番では1メートル、3番では3メートル。4番こそ3.5メートルと少し距離はあったが、5番パー5でもほぼ2オンからバーディを決めきった。 7番でもバーディ奪取に成功し、9番もチャンスにつけたが、これを外してしまう。「9番ホールで1.5mくらいのを外してちょっと流れが悪くなりそうだなと思ったのですが、後半に入ってからも気持ちを切らさず」と冷静な気持ちで後半へ。13番から2連続バーディとすると、上がり2ホールもスコアを伸ばした。 「最初は3連続(バーディが)来てからは7個くらいは今日伸ばせたらなと思っていた。クリアできたので良かったと思います。今日は全然スコアとかは考えていなかったです」。集中力を切らさずプレーしたことがビッグスコアにつながった。 前週は悪天候のために短縮競技となりながら、今季2勝目を果たした。勢いには乗っている。そんな中でも、慢心はなし。この日のスコアも過去の物。「いいスコアを出した次の日のゴルフはすごく難しいと今シーズン何回もプレーして実感していますし、明日はそううまくはいかないとは思いますがやることは変わらないと思うので、しっかり目の前の一打一打に集中してということを目標に」。連勝、そして海外試合初制覇はあとからついてくるものだ。 「3日目が終わったばかりなのでまだ何とも思っていません」といたって平常心で迎える最終日。それでも「優勝したい」という海外試合で、栄冠を勝ち取ってみせる。