ルイ・ヴィトンのモノグラムとダミエが、 パリオリンピックのメダルと聖火トーチのトランクに
パリ郊外アニエールにあるルイ・ヴィトンの歴史的なアドレスで、パリオリンピックのために制作されたメダルと聖火トーチのトランクがお披露目された。 【随時更新】パリオリンピックで何が起きている?気になるニュースを総まとめ! 2024年のパリオリンピックのプレミアムパートナーであるLVMHグループは、先ごろ、ジュエリーメゾン、ショーメの手がけるパリオリンピックとパラリンピックのメダルを発表したばかり。メダルに続いて、3月27日には、ルイ・ヴィトンが制作した特製トランクが公開された。パリオリンピックとパラリンピックのメダルと、聖火リレーのトーチを収納、展示するためのトランクだ。
メダル用のトランクはモノグラム・キャンバス。伝統的なマル・コワフューズからのインスピレーションで制作され、中央にメダルのディスプレイスタンドが配置されている。たくさんの引き出しが備え付けられ、合計468点のメダルが収納できる。真鍮製の留め金やコーナー金具は、1854年から変わらぬスタイルを踏襲し、内部はマットなブラックのレザー仕上げの重厚な表情だ。
トランクは、オリンピック、そしてパラリンピック期間中、パリのファンゾーンのひとつ、トロカデロで毎日アスリートを迎える「チャンピオンパーク」に展示されるという。 一方、聖火トーチを収納するトランクは、ルイ・ヴィトンが1888年に考案した伝統のモチーフ、ダミエ・キャンバス。内部は、ベース部分と上部に窪みがあって、運搬中もトーチをしっかり固定する。錠前を開けて左右に開くと展示ケースになる構造は、メダル用トランクと同様だ。 フランス人デザイナー、マチュー・ルアヌールのデザインによる聖火トーチは、オリンピックの聖火を灯してギリシャからマルセイユに到着し、5月8日からパリに向けてリレーが始まる。一方のパラリンピックの聖火は、第一回大会が行われた英国のストーク・マンデヴィルからやってくる。聖火トーチトランクは、聖火リレー期間中に一般に公開される予定になっている。