ZOZO前澤氏 退任スピーチ(全文)宇宙へ行く準備のため辞任
もう一度ゼロから事業をつくりたい思いも
あと2点目として、個人的にもう1個やりたいことがありまして、それはやっぱり事業をやりたいです。21年前にこのZOZO、旧社名のスタートトゥデイですけれども、自宅の6畳1間で創業しました。両親に文句を言われ、いっとき、もう家中がCDやレコードや洋服であふれるようなときもございました。ただ、そのとき何か、自分の手でゼロから1つ事業をつくり上げた実感というか、体感がすごく感動的だったのを覚えていて、あのときの感動をもう一度ということで、またどっかの時点で、まだ何もすることは決まっていませんけれども、もう一度ゼロから事業をつくって挑戦したいという思いもあります。 そういったことで、経営戦略上、新体制にZOZO社は移行すべきだという考え方、そして恐縮ですけれども僕の個人的に成し遂げたい夢、宇宙だったり事業だったり、そういったことを理由に今回、辞任させていただくこととなりました。 1998年5月21日に当社、創業、創立されていますけれども、約21年間たくさんの方に応援いただき、ここまで来れました。特に名もなきころから、最初は音楽CDの通販から始まったわけですけれども、そういった時代から応援してくださった、本当に買ってくださっているお客さまには、あらためてこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。 そして、現在ZOZOTOWNに7000近いブランドさんが商品を供給してくださっています。取引先さまにおいては、今日の発表も大変ご不安に、ご心配に感じられているとは思うんですけれども、間違いなくZOZO社は今、新しいステップを、スタートを切り、これから飛躍的に成長を遂げて、皆さまのお役にも立てると自信を持って言えると思いますので、これからも引き続きよろしくお願いします。そして、僕自身21年間、大変お取引先さまにおいてはお世話になったこと、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。