ZOZO前澤氏 退任スピーチ(全文)宇宙へ行く準備のため辞任
時価総額が1兆円を超えたときは感動した
そして、2007年、東京証券取引場のマザーズに上場させていただきました。それを機会に、株主という新しい支援をしてくださる方々にも恵まれ、ここまで育てていただきました。いっときは時価総額も1兆円を超え、大変ありがたく、われわれも感動した次第です。今はいったん株が落ち着いていますけれども、また新ZOZO社はきっとその辺りを、また再度マークしてもらえるんではないかと応援している次第です。株主の皆さまにおかれましても大変ありがとうございます。21年間お世話になりました。 そして最後に、今日8時45分、発表を受けて、社内は騒然としました。業務提携は分かりましたと。ヤフーさん、素晴らしいパートナーだねと、みんなは思っていると思います。社員、スタッフたちのことです。ただ、僕が辞めるとはみんな予想もしていなかったようで、非常に驚きの声が上がっていました。この会見が終わったあとに、社員を集めて、僕からあらためてまた話をすることになっていますけれども、ひとまずこの場は社員に対してのメッセージを発信させてください。 21年間、すみません、フラッシュがすごいまぶしい。至らぬ、本当に至らぬ僕を必死に支えてもらい、必死について来てくださり、ときには泣き、笑い、楽しく、共に。ああ、やばい。それは社員にあとで伝えることにして、すみません。失礼しました。本当に21年間ありがとうございました。 それで、今日は最後にスペシャルゲストを実はお招きしています。今回のヤフー社との提携に当たって、大きなきっかけになったお1人を紹介させていただければと思います。例えば、僕が何かのインタビューで尊敬している社長とかいるんですか、と聞かれると、必ずその方の名前を勝手に挙げさせていただいてきました。そしてその方には公私ともどもお世話になっておりまして、一緒にゴルフをさせていただいたこともあります。一緒にお風呂も入らせていただいたこともあります。一緒にカラオケもさせていただいたことがあります。 本当に心から尊敬する、本当に偉大なビジョナリーであり、経営者でありますソフトバンクの孫さんを僕から紹介させていただければと思います。孫さん、ぜひご登壇いただければと思います。皆さん、拍手でお迎えください。ありがとうございます。 (完)【書き起こし】ZOZOとヤフーが提携 前澤氏が会見