「きれいな女性で、感じのよい方」 38歳婚活美人「趣味は料理」アピールの致命的ミス 「人柄はよいのにお断りされる」問題を考える
ところが、さとしから「2人で話し合ったのですが、交際を終了することにしました」という連絡が入った。 「私はほぼ毎日お酒を飲むのですが、ふみえさんから『結婚したら、お酒はできるだけ控えてほしい』と言われました」 さらに、小太り気味のさとしに、「食事制限をして、土日は私と一緒にジョギングしましょう」とも提案してきた。 「私の健康を考えてのことですが、その要求が溝になりました。ふみえさんは、まったくお酒を飲まないし、ウォーキングやランニングが趣味。食事や酒を制限されたり、運動を強要されたりしたら、私自身がストレスを感じる。これでは結婚をしてもうまくいかないと思いました」
お酒好きの人のなかには晩酌を楽しみにしている人も少なくない。ところが、お酒を飲めない下戸は、毎晩の晩酌は体を壊す元だと思っている。また飲みながらの食事はどうしても長くなるし、飲むほどに陽気になったり、話がくどくなったり、からんできたりすることに嫌悪を覚える人も多い。 筆者の経験則となるが、お酒好きの人とまったく飲まない人のカップルは、うまくいかないことが多い。 また、実家暮らしは男女ともに問題になることが少なくない。
男性の実家暮らしは、婚活の世界では女性から人気がない。ことに、40代、50代で一度も実家を出たことがない男性は、家事や食事を親に任せている人が多いし、親離れができていない印象を与える。 また、逆も然りで、実家暮らしの女性を敬遠する男性もいる。たかお(37歳、仮名)は、実家暮らしのみねこ(35歳、仮名)と仮交際をしていたのだが、3度目のデートを終えて、交際終了を出してきた。 「実家には毎月2万円を入れて、残りの給料は好きに使っているそうです。美容代や服、小物にお金をかけているようなので、先日それとなく、『貯金はしているの?』と聞いたら、『あんまりないかな』と無邪気に笑っていました」