「きれいな女性で、感じのよい方」 38歳婚活美人「趣味は料理」アピールの致命的ミス 「人柄はよいのにお断りされる」問題を考える
お見合いで、「〇〇がプロ級!」というアピールは、それが個性として際立ってしまい、そこに費用がかかることがわかると、プラスの魅力よりもマイナス要因が大きくなることがある。気をつけたいところだ。 ■嫌いじゃないが、お金がかかる 続いては、ペットを飼っているかどうか。これでもお見合いの成功率は低くなってしまう。 さとる(47歳、仮名)が、お見合いしたななこ(45歳、仮名)に交際辞退を出した。その理由がこうだった。
「猫を多頭飼いしているようです。3匹だったのが去年1匹亡くなって、今は2匹。そのうち1匹は、もう10年以上一緒に暮らしているとか。私も実家で猫を飼っていたので嫌いではないんですが……」 ペットがいると、まずは住むところに制約がかかる。持ち家もしくは分譲マンション。賃貸の場合は、ペット可のところ。ペット可の物件は、同じ間取りでも不可のところより家賃が高くなる傾向にある。 「それに、動物で10年生きているということは、すでに老齢の域。旅行に出かけるにもペットホテルが預かってくれないし、動物も歳をとると病気がちになる。日々のエサ代に加えて、動物の医療費は高額ですよね」
ただ“一緒に暮らしてきたからこそ、愛情も深くなっていることはわかる”そうだ。 「家族の一員だと思うんです。僕よりもペットを優先する場面が出てくることもあるかと。そこを大きな気持ちで許せるかなというと、自分にとってはハードルが高い」 また、動物アレルギーの人は、ペットを飼っている人を選ばない。これまでペットを飼ったことのない人は、犬や猫が家の中を歩き、ソファーや食事をするテーブルの上に乗ることに衛生面での不安を覚える。
ペットを飼っている人は、ペット好きの人を探さないといけないので、そこで選べる人の範囲が狭まってしまう。 ■酒好きと下戸はうまくいくのか? 生活習慣の不一致も不成立につながりやすい。例えば、酒好きと下戸の組み合わせはどうなのか、という問題だ。 さとし(47歳、仮名)は、ふみえ(45歳、仮名)とお見合い後、5度ほど会った。さとしは郊外に一軒家を購入していて、その家にもふみえが訪ね、「鍋を一緒につついた」と先日報告を受けていたので、これは成婚も間近だろうと筆者は踏んでいた。