受験期にピッタリ! 「やり抜く力」を育む食事の秘訣 東大生の息子を育てた“みきママ”食事の向き合い方
“おうち料理研究家”として知られるみきママさんの長男、“はる兄”こと遥人さんが2024年春、現役で東大に合格したことが話題になりました。やり抜く力、生きる力、レジリエンス(ストレスに対抗し、立ち直る力)が注目される今、しっかりと栄養をとり、心身を育む、みきママさんのレシピや食事術にも注目が集まっています。 本記事では前回に引き続き、2人の親子トークをご紹介するとともに、子どもの頑張りを応援するレシピをご紹介します(本記事は、みきママさんの著書『みきママ やり抜きごはん』から一部を抜粋、再編集したものです)。 【写真】受験生応援メニュー「カラフル野菜の黒酢酢鶏」をみきママのレシピで
前回の記事:みきママ「東大生」長男と振り返る“家ごはん”の力 ■食はエンタテインメント はる兄:自分はエンタテインメントの分野に関心があって、映画や演劇も好きなんですけれど、僕にとっては食もエンタメのひとつ。エンタメが感情を揺さぶるものだとしたら、食で感情が揺さぶられることって大いにあるな、と。 みきママ:確かに。おいしいと幸せだし、みんなで食べると楽しいし。 はる兄:お母さんの料理って、レパートリーが無限じゃん。同じ料理だとしても、ちょっと材料が変わっていたり、味つけが違ったり。それもある意味で、遊び心だよね。
みきママ:この本でも紹介しているけれど、鶏ももステーキだって、ソースを変えれば全然味が変わる。レパートリーを増やすのって、実はそんなに難しくないんですよね。レパートリー不足で悩んでいる人は、家族にレシピ本を見せて「どれがいい?」って選んでもらってもいいかも。 はる兄:ギョーザだとしても、「これはしそとチーズも入れてみよう」「こっちはミニトマトも包んでみよう」というふうに具材で遊んでみたり。手巻き寿司にしても、わさびじょうゆだけじゃなくて、別の調味料で食べてもおいしいかもしれない、とか。
こんなふうに工夫したら、新たなおいしさを発見する大喜利みたいな感じになる。 みきママ:なるほど! 確かにエンタメだ。 はる兄:この家庭で育ったからか、食への好奇心は人一倍強いかも。いろいろな味を知りたいから、大学に入ってからも近くの定食屋さんをあちこち開拓したりして楽しんでます。 ■食べ物は裏切らない! 栄養ってすごい はる兄:お母さんが毎食料理に手をかけてきてくれたことのありがたさって、今になってすごく感じています。友だちを連れてきても、みんなお母さんの料理を食べると笑顔になるし、みきママのごはんはすごい。