「なぜ戦わないのか疑問?井上尚弥は私が年を取るのを待っているのか」来日した“問題児”カシメロが過激挑発…弟の拓真と対戦の「Bプラン」まで披露
だが、カシメロはその場合の驚きのBプランまで用意していた。 「井上のフェザー級転級については何とも言えないが、もしオレと対戦しないのであれば、弟と対戦したい」 “井上兄弟ハンター”となることをぶちあげたのだ。拓真はバンタム級。体重が作れずにバトラーとの防衛戦もできなかったカシメロが、いまさら落とせるのかは疑問だが、「できるさ」と即答した。 ただその前にサンチェスを片付けなければならない。 サンチェスは24戦21勝(12KO)3敗の戦績で、「ビースト(野獣)」のニックネームを持つ好戦的ファイター。1階級下のWBOバンタム級で8位にランキングされている。今年1月に当時のWBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(豪州)に挑戦して0-2判定で敗れた。ガードは強固で、ジャブにスピードがあり、ボディ攻撃も得意。モロニー戦では一発もらうと必ず2発、3発打ち返す気持ちの強さと最後まであきらめないスタミナで王者を苦しめ「サンチェスが勝っていた」の声もあった。米ロスでは10月14日に防衛戦を行うWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)のスパーリングパートナーも務めた。 カシメロとプロモート契約をしている元WBO世界ス―パーフェザー級王者でトレジャーボクシングプロモーション代表の伊藤雅雪氏は「井上戦へのアピールと同時にカシメロのボクシング人生のターニングポイントとなる試合」と位置づけているが、当の本人は「こんな試合は、オレのターニングポイントなんかじゃない。イージーな相手。KOで勝つ」と自信満々。 心配されている減量も本人の自己申告では「127パウンド(約57.6キロ)」で、今回の契約体重であるスーパーバンタム級のリミットの55.34キロまで、残り2キロちょっとで問題はないという。 すでに母国のレイテ島にある自前のジムで200ラウンドを超えるスパーリングを消化しており「日本ではスパーはしない。軽い練習で調整するだけだ」と息巻いた。果たしてカシメロは、10・13横浜でアピールに成功して、井上の“第三の刺客”となれるのか?
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