「なぜ戦わないのか疑問?井上尚弥は私が年を取るのを待っているのか」来日した“問題児”カシメロが過激挑発…弟の拓真と対戦の「Bプラン」まで披露
井上は、昨年12月にカシメロと同じフィリピン人でWBA&IBF世界同級王者だったマーロン・タパレスも10回に倒しているが「オレとタパレスとではレベルが違う。オレの方が強い。パワーもテクニックもオレが勝っている」とまで言う。 ここまでして、カシメロがモンスターとの対戦に固執する一番の理由は、もちろん、高額なファイトマネーだろうが、こう説明した。 「井上と戦わねばフィリピンのファンにオレが強いと証明できない」 そしてカシメロはサンチェスとの試合への井上の来場を呼び掛けた。 「サンチェスをKOで倒すので、その試合を見に来い。井上はオレが日本で試合をするのになぜ来ないんだ?」 サンチェス戦と同日に弟の拓真が有明アリーナで元日本王者の堤聖也(角海老宝石)と3度目の防衛戦を行うため、その試合をサポートする井上が来場する可能性はゼロだ。 カシメロは、「オレの試合は昼間。弟は夜だろう?」と言うが、そもそもそこまでして見にいくほど井上は評価を落としたカシメロに興味はない。 カシメロは、昨年10月に有明アリーナで元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(角海老宝石)と対戦したが、4ラウンド負傷ドローに終わり評価が急落した。スタミナ切れが顕著でリングサイドで観戦した大橋秀行会長も「対戦候補になるには、もうちょっと練習しないとダメ」と酷評した。 だが、この日、その試合は新型コロナに罹患していた疑いがあり、ベストな体調ではなかったことを明かした。 「当時は新型コロナにかかっていたかもしれない。咳があって熱もあって体調はよくなかった。送り迎えをしてくれていた運転手も新型コロナで入院したし、オレの周囲のスタッフ全員が咳をしていた。フィリピンでは隔離されるので検査は受けなかった。結局、病院で薬はもらうことなくホットレモンジュースを飲んで1週間で自分で治した」 決して力の衰えではなかったことを強調した。 井上は、来年いっぱいは、スーパーバンタム級に留まるが、グッドマン戦の次は、WBAの指名挑戦者の元WBA&IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を行わねばならず、カシメロが狙うのは、グッドマン、アフマダリエフに続く“第三の刺客”ということになる。 もしカシメロがサンチェス戦で評価を取り戻すことができなければ、モンスターに無視されたまま、井上はフェザー級に上がることになる。
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