【あなたの肩こりの原因は?】7つのタイプを専門家が詳しく解説!
女性の体のお悩みで最も多いとされる肩こり、実は7つのタイプがあるのをご存じですか?今回は、理学療法士・医学博士の吉田一也さんに、それぞれのタイプを解説してもらいました! 【肩こり診断】あなたの肩こりの原因は&解消法をチェック!
肩こりのタイプを知れば対処法がわかる!
「肩こりの原因は筋肉疲労などの物理的問題の他、内臓負担や女性ホルモンといった体の内側の問題も考えられます。ぜひ自分の肩こりのタイプを知り、効果的な対処法を見つけてください」
「筋肉疲労」タイプ
肉体労働や激しい運動により筋肉がこわばって硬くなった状態。このような一時的なものであればほぐすだけでも改善されるが、長時間のデスクワークなどで日ごろから悪い姿勢をとっていると筋肉疲労が蓄積され慢性的な肩こりに。
「運動不足」タイプ
運動不足で筋肉が衰えると、反り腰をまっすぐ正す腹筋や、あごを引く首の力が低下して姿勢が崩れやすくなり、肩に影響が出てくる。 本来であれば、腕を動かす時には鎖骨も連動するもの。しかし、運動不足だと腕と胴体をつなぐ鎖骨まわりの筋肉も萎縮するため、腕を動かす時に鎖骨がうまく連動しなくなってしまう。これも肩に余計な負荷をかける要因に。 体の脂肪燃焼機能が落ちて首の後ろや鎖骨まわりに余分な脂肪がついてきたら危険信号。鎖骨の動きがより制限されるうえ、血流も滞って肩こりがさらに悪化してしまう。
「体液循環低下」タイプ
血液やリンパ液の流れが悪くなると、肩のこりや痛みを感じるように。多くの女性が悩む「冷え」も、血液の循環を滞らせ筋肉が硬くこわばる要因。 筋肉や皮膚が膨張する「むくみ」も、血管や神経を圧迫するため肩こりの症状が現れやすくなる。筋肉の表層にある筋膜や脂肪が硬くなっているケースが多いので、強めのマッサージをしても効き目が感じられにくいのもこのタイプの特徴。
「眼精疲労」タイプ
目まわりの筋肉は首と肩につながっているので、パソコンやスマホのモニターをずっと見ていると目の筋肉が疲労し、肩や首もこり固まってしまう。とくにリモート業務が定番になりつつある今、眼精疲労タイプは増加傾向に。さらに、目の筋肉の疲労は頭痛やめまいを引き起こすことも。ドライアイの人もこのタイプの可能性が高い。