【陸上女子】パナソニック・森田香織が今季限りで現役引退 クイーンズ駅伝2連覇の原動力に、引退レースは未定
陸上女子で荏田高出身の森田香織(29)=パナソニック=が今季限りで現役引退することが18日、神奈川新聞社の取材で分かった。24日に宮城県で開催される全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)にエントリーしており、引退レースは未定という。 入社11年目の森田は「マラソンのダメージもあり、年齢を重ねていくとともに思うような走りができなくなった」と理由を語る。保土ケ谷中で競技を始め、高校時代は全国高校駅伝に出場。2013年の都道府県対抗女子駅伝では大会新記録の優勝にも貢献した。 双子の妹・詩織さんとパナソニックに入部後は主力として活躍。17、18年ではクイーンズ2連覇の原動力にもなった。22年からはマラソンに挑戦。同3月の東京マラソンで日本人3位の10位と華々しいデビューを飾り、翌年の同マラソンも自己ベストを更新。パリ五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」にも出場した。 今季はトラックの長距離3種目とハーフマラソンに出場したが、自己ベスト更新はできていない。今月18日にチームに自身の引退を伝えた森田は「陸上を通していろんな景色を見ることができた。後輩たちに何か残せるような走りをしたい」と杜の都へ意気込んだ。
神奈川新聞社