《格安SIM》はなぜ安いのか? 「3つの理由」と、カンタン乗り換え手順【FPが解説】
「格安SIM」の料金が大手キャリアに比べて驚くほど安い理由、気になりませんか? 毎月の通信費を節約したい人にとって、格安SIMは魅力的な選択肢です。しかし、その安さの背景にはどんな仕組みがあるのでしょうか? この記事では、格安SIMが安い理由や大手キャリアとの違い、選ぶ際のポイントと乗り換えの手順をファイナンシャルプランナー(FP)の筆者が解説します。 【画像】「え…!」これが《格安SIM》が安い「3つの理由」です!(画像11枚)
格安SIMはなぜ安いのか
格安SIMが安い理由は、主に次の3つです。 まず、大手キャリアは多額のコストを掛けて全国に通信網を整備し、維持しています。その通信網を借りる形でサービスを提供しているのが、格安SIMです。このため設備投資や維持費用が抑えられるので、結果として利用者に低価格でのサービス提供ができるのです。 また多くの格安SIMは店舗を持たず、オンラインでの契約やサポートを中心にして人件費や運営コストを削減しています。さらに、テレビCMや大規模なキャンペーンを控え、口コミやウェブ広告を中心に展開することで広告宣伝費も抑えています。 加えて、シンプルな料金体系で管理コストを減らしているのも理由の一つです。複雑な割引キャンペーンや特典を付けると、それだけ管理する運営側の負担が増えます。それらを減らし、低料金で分かりやすいプランを提供することで運営効率を高めているのです。 これらのコスト削減策により、格安SIMは低料金でのサービスを可能にしています。
大手キャリアとの違い:サービスと品質の比較
大手キャリアと格安SIMの違いは価格だけでなく、サービス内容や品質にもあります。 大手キャリアは自社で通信インフラを所有しているため、通信速度が安定しているのが特徴です。さらに全国に店舗があり、対面での手厚いカスタマーサービスを提供しているので、利用者には一定の安心感があるでしょう。 一方で、格安SIMは大手キャリアの通信インフラを借りているため、場所や時間帯によって通信品質が変わることがあります。特にお昼休みや通勤時、夜間など利用者が多い時間帯や都市部では、通信が遅くなるケースもあります。 また、サポート体制もオンラインが中心となるため、対面でのサービスを希望する人にはデメリットに感じるかもしれません。 とはいえ回線が混雑する時間帯でも、通常のWeb検索やテキストベースのSNS程度なら問題なく利用できる場合が多いです。また、実店舗を展開している格安SIMもあるので、対面サポートが必要な人はそういった事業者を選ぶと良いでしょう。