“お疲れモード”のパリSGメッシ、ネイマール、エムバペのビッグ3は来日会見で日本代表をどう語った?
27年ぶりに日本ツアーを行うフランス王者パリ・サンジェルマンが17日に来日し、都内のホテルで記者会見に臨んだ。登壇したフランス代表キリアン・エムバペ(23)、ブラジル代表ネイマール(30)、アルゼンチン代表リオネル・メッシ(35)の世界最強FWトリオはややお疲れモードながら、20日に川崎フロンターレ(国立競技場)、23日に浦和レッズ(埼玉スタジアム)、25日にはガンバ大阪(パナソニックスタジアム吹田)と戦うツアーへ闘志をのぞかせた。
話題の3000万円チケットも
200人を超えるメディアと20台以上のテレビカメラがスタンバイする記者会見場に、主催者側から何度も「現在、こちらへ向かっています」とアナウンスが流れた。 定刻を過ぎてもなかなか始まらないパリ・サンジェルマンの来日記者会見。就任したばかりのクリストフ・ガルティエ新監督(55)と、チームが世界に誇る三枚看板、エムバペ、ネイマール、そしてメッシは予定より約20分遅れてようやく姿を現した。 現地時間15日に2部のクヴィイーとプレシーズンマッチを戦ったパリ・サンジェルマンは、クラブの公式スポンサー、カタール航空のチャーター便で16日にパリのシャルル・ド・ゴール空港を出発。17日午後2時すぎに羽田空港へ到着した。 まず宿泊する都内のホテルへ向かい、さらに会見場が設けられた別のホテルへ指揮官とスーパースタートリオが向かった過程で渋滞に見舞われたのだろう。それでも、情報をキャッチしたファンが詰めかけた空港やホテルでサインを求められたエムバペは、日本語で「アリガトウ」と感謝しながら、今回のツアーの目的を語った。 「日本での日々を素晴らしい時間にして、新シーズンへ向けていい調整をしたい」 フランス代表のエースとしてワールドカップ連覇に臨むエムバペが来日するのは、メンズスキンケアブランド「バルクオム」のグローバルアンバサダー就任会見に出席した2019年6月以来で、ピッチでプレーするための来日は初めてになる。 対照的にブラジル代表のエースとして6月に来日し、日本代表戦で決勝点となるPKを決めているネイマールは、加入して6シーズン目を迎えるパリ・サンジェルマンの一員としてすぐに再来日できた胸中を「本当にワクワクしている」とこう語った。 「人々がとても優しくて温かいし、何よりもサッカー愛にあふれた人が大勢いる」 メッシはバルセロナのエースとして優勝に貢献した、2015年12月のFIFAクラブワールドカップ以来の来日に「個人的に、日本へ来るのにちょっと時間が空いてしまった」と苦笑しながら、2シーズン目となるフランスでの戦いを見すえた。 「パリ・サンジェルマンとともに日本へ来られる機会をいただけたことに感謝しながら、新しいシーズンへ向けていい滞在になることを願っている」