【動画解説】台風21号 週の後半に沖縄接近のおそれ 西~東日本も大雨に注意
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この先も、前線の影響でくもりや雨の日が多くなりそうです。週の中ごろから台風21号が非常に強い勢力となって沖縄に接近し、荒れた天気となるおそれがあります。また、台風の北上に伴って前線の活動が活発となるため、金曜日ごろは西日本や東日本も大雨となる所がありそうです。まだその先の進路は定まっていませんが、前線による大雨と、今後の台風情報にご注意ください。
きょう(日)の日中は晴れ間の出ている所もありますが、秋雨前線が西日本や東日本の南に停滞していて、今夜にかけて次第に前線が北上する見込みです。夜にかけて各地で雨の範囲が広がっていき、夜遅くなるほど雨の所が多くなりそうです。西日本や東日本を中心に雨脚の強まる所もあるでしょう。 あす(月)の午前中にかけても関東などは雨が降りますが、天気は回復に向かい、雲が多めながら晴れ間の出る所もあるでしょう。ただ、北海道や日本海側は上空の寒気の影響で、雨の降る所がある見込みです。
その先も、関東から西の太平洋側を中心に雲が広がりやすく、火曜日の夜から水曜日にかけては再び雨の範囲が広がりそうです。この先も、前線の影響でくもりや雨の日が多い予想ですが、台風21号の影響にもご注意ください。
フィリピンの東にある台風21号は、発達しながら北西へ進み、週の中ごろには非常に強い勢力となって沖縄に接近する見込みです。沖縄や奄美では30日(水)から1日(金)ごろにかけて荒れた天気となり、石垣島などの先島諸島を中心に大荒れの天気が長引くおそれもあります。大雨や暴風、高波に警戒が必要です。早めの備えを心がけてください。 また、台風の北上に伴って、前線に向かって湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本も1日(金)ごろから前線の活動が活発となりそうです。2日(土)にかけて、西日本や東日本も大雨のおそれがあります。さらに、台風は東シナ海へ北上したあと、日本列島に近づく可能性もあります。今後も最新の情報にご注意ください。
くもりや雨でも気温は高めとなりますが、関東などは、火曜日ごろはあまり気温が上がらず日中も少しひんやりと感じられそうです。この先も服装選びや体調管理にお気をつけください。 (気象予報士・及川藍)