物憂げな表情で帰路に…悠仁さま 筑波大学の推薦入試の陰で起きていた“異変”
「今恐らく最も忙しい時期ですね。高校3年生の秋ですから、多くの高校3年生と同じように毎日を忙しく過ごしています。進路については、これはもちろん話し合うことはあります」 【写真あり】ご友人たちと別れた後、物憂げな表情で歩かれる悠仁さま 11月30日に、59歳のお誕生日を迎えられた秋篠宮さま。それに先立つ記者会見では長男・悠仁さまのご進路についてこう述べられたが、具体的な事柄については語られなかった。 しかし実は、悠仁さまは進路を決断されていたのだ。 本誌12月3日発売号では宮内庁関係者からの情報をもとに、悠仁さまが筑波大学の推薦入試を受験されていたことを報じている。受験日に大学を訪れると、キャンパスの周辺を警察車両が周回し、大学の門の前には複数のテレビ局のカメラをかまえたクルーたちが集まっていた。 「11月28日と29日、2日にわたって筑波大学の推薦入試(学校推薦型選抜)が行われました。1日目が小論文、2日目が面接です。 推薦要件はそれぞれ異なり、悠仁さまがどの学類を受験されたかはわかりません。ちなみにご進学先として有望視されている『生命環境学群・生物学類』の推薦要件は《(1)生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し、調査書の学習成績概評A段階に属する者……、(2)生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し、生物や数学に優れた能力を持ち、かつ、生物の学習や実験に意欲的で、生物に関連する自主研究や国際生物学オリンピック等で実績を有する者……》などとあります。 トンボなどの研究を長年続け、国際昆虫学会議にも参加した悠仁さまは、この推薦要件に該当されたのでしょう」(皇室担当記者) 特別入園制度によるお茶の水女子大学附属幼稚園へのご入園から始まり、提携校進学制度による筑波大学附属高等学校へのご入学など、皇族としては“異例”のご進路を歩まれてきた悠仁さま。幼いころから母の紀子さまが入念に計画を立てられ、最難関国立大学である東京大学へのご進学を進められていると報じられてきた。 だがそのいっぽうで、悠仁さまのご進学をめぐっては反発も強まっていた。 「10年以上にわたりトンボの観察を続けられてきた悠仁さまは、昨年11月に有名研究者との共同執筆による論文『赤坂御用地のトンボ相─多様な環境と人の手による維持管理─』を発表されました。 しかし赤坂御用地は一般人が立ち入ることができず、そのような場所で専門知識を持つ研究者たちと論文を執筆できるのは、悠仁さまが特別な立場でいらっしゃるからこそ。他の受験生にはできないことであり、“こうした論文を利用されるのは不公平ではないか”という意見も多かったのです」(前出・皇室担当記者) さらに今年8月には、推薦入試制度を利用した東大進学に反対するオンライン署名活動が行われ、その署名を東大が受け取りを拒否するなど物議を醸した。 こうした穏やかではない空気感に、悠仁さまも憂慮されていたのだろうか。 8月中旬に学校の校門から出てこられ、ご友人たちには笑顔で積極的に話しかけられていた悠仁さま。ところが交差点で別れ、付近で待機している送迎車に向かって歩きだすと、みるみるうちに笑みが消え、物憂げなご表情で帰路につかれたのだった。 8月26日には「第27回国際昆虫学会議」で悠仁さまの共同研究の結果がポスター発表されるといった快挙もあったが、その陰では成績の伸び悩みも懸念されていたという。 「悠仁さまは毎日7~8時間勉強なさっているそうで、落第することなくきちんと進級されてこられました。しかし悠仁さまは英語と数学を苦手とされていて、その2教科に関しては教科書レベルの質問を受けても戸惑われることもあるそうです。授業中に教諭から質問をされてもお答えになれず、“硬直されてしまった”こともあったと聞きました。 東大の『学校推薦型選抜』では共通テストでおおむね8割以上の得点が必要とされ、並大抵の努力ではそのレベルに達するのは難しいとされています。東大進学のために受験の戦略を指揮されてきた紀子さまも、こうした状況に頭を悩まされてきたことでしょう。筑波大学への方針転換を決断されるには、かなりの苦慮があったように思われます」(前出・皇室担当記者) “お受験騒動”を乗り越え、来春から充実した学生生活を送られることを祈るばかりだ。