「拒絶」されたときの乗り越え方【ママ友関係】【就活】【恋愛】で傷ついたときの立ち直り方をプロがアドバイス!
これまでの人生、リディアは「敏感」という言葉にずっと悩まされてきた。褒め言葉として使われることもあるけれど、大半は拒絶や仲間外れにされたとき、失敗したと思うことに対する彼女の反応に対してのコメントだった。 【写真】その友情が一方通行であることを示す15のサイン リディアは幼い頃から、誕生日パーティーに招待されなかったことをくよくよ考えてしまう子どもだった。その後も学校のミュージカルにキャスティングされず、女子トイレで泣くようなティーンに成長した。当然ながら、「今は恋愛するつもりはない」とか「この役には他の候補者を選びました」というメールをもらうと、そこから立ち直るのが大の苦手な大人になってしまった。 もしこのような話を聞いていて、拒絶された過去の屈辱的な瞬間がフラッシュバックしたなら、こうした記憶で心が痛む理由が正式にあるという。研究によると、社会的に拒絶された出来事を考えるだけで(例えば、傷つけられた相手の写真を見るなど)、身体的な痛みに反応する脳の領域が活性化することがわかっている。拒絶されたときの感覚は、文字通り痛い。 進化論的観点から見ても、拒絶されるのがつらいと感じるのは理に適っており、受け入れられたいという欲求は、人間の生存本能だという。デューク大学で心理学と神経科学の教授を務めるマーク・リアリー博士いわく、生存率がもっとも高かった人々とは、「他人に拒絶されないように振る舞うことにもっとも順応できていた人たち」だったそう。 残念ながら、現代でも拒絶はあらゆる形で避けられない。「人はそれを個人的に受け止め、自分のことのように捉えがちですが、実際に拒絶とは誰もが経験することの一部です」と話すのは、モンマス大学の心理学教授であるゲイリー・ルワンドウスキー博士。 ましてや、2回目のデートの後で音信不通になったり、昇進の機会を逃したときの痛みを少しでも減らせるようないい方法なんてない。リアリー博士いわく、拒絶に対するあなたの反応は「尖った物を素足で踏むようなもの」。つらいけれどそれは、あなたが「傷つきたくない進化した人間」である証拠にすぎないという。 でも、拒絶(冗談がウケなかったとき、グループの飲み会に誘われなかったときなど)に対する考え方や捉え方を変えることで、深く考え過ぎてしまうのを回避できるようにはできる。 『Bouncing Back From Rejection』の著者で心理学者のレスリー・ベッカー・フェルプス博士によると、心の対処法を持つことは、気分や精神的健康の向上にも役立つ。「自分自身にもっと肯定的で、忍耐強く、立ち直りの早い自分になれますよ」とフェルプス博士。拒絶に対する考え方を見直す準備が整ったら、続きを読んでいこう。