「拒絶」されたときの乗り越え方【ママ友関係】【就活】【恋愛】で傷ついたときの立ち直り方をプロがアドバイス!
1. 「拒絶されること」と、「拒絶されたと感じること」の違いを見極める
新しくできたママ友から、今週は子連れでお茶をする時間がないと言われて、恥ずかしさや悲しさを感じたことは? そんなときはまず、なにが起きたのかをよく考えてみる。そして、自分が単に神経質になっているだけではないか、一度自問してみよう。 「他人からの中立的な反応は、拒絶として捉えやすいものです。中立性は、相手がこの関係に価値を置いていないことを示す場合もあるからです」とリアリー博士。「私たちが拒絶されたと感じるとき、多くの場合が厳密には拒絶されていません」。言い換えるなら、熱意があるもの以外はすべて拒絶と受け取られることがある。 自分にいくつか質問しながら、その問題の真相を探るようにしよう。私はこの状況を正しく解釈できているの? 相手は単に他のことで忙しかっただけではない? もしかすると、私たちのコミュニケーションのとり方が違うだけでは? 私は本当に拒否されたの? それとも、私が望んでいた反応を得られなかっただけではない?
2. すべての出会いの明るい側面に目を向ける脳に鍛える
ルワンドウスキー博士いわく、拒絶は自己充足的予言になることがある。拒絶に目を向けていると、人生のあらゆる面で小さな拒絶が目に着くようになる。例えば、同僚から今日の服装について求めてもいないアドバイスをされたり、恋人がテキストを数時間返信してくれなかったり。反対に、自分が大切にされていたり、感謝されているサインを探すようにすると、ポジティブなことをどんどん見つけられるようになる。例えば、「すぐに返信しなかった」恋人が、「メッセージを返してくれた」という事実に目を向けられるようになるとルワンドウスキー博士は強調する。 自分が受け入れられていることに気付く訓練をしていけば、徐々に明るい側面に気付く能力が向上していき、ネガティブに捉えていたことと同じくらいの重みを見出せるようになる。
3. 愛されている、受け入れられている、と感じられる人と一緒にいる
フェルプス博士いわく、ある状況で拒絶を感じていても、その瞬間には自覚していないこともあるという。例えば、ワークアウト仲間といつも楽しい時間を過ごしているのに、離れた後で自分の気分が沈んでいることに気付いた経験はない? そんなときは、一歩下がって考えてみる。「彼らと一緒にいるとき、私はいい気分でいられているかな?」 その人といると、自分が劣っているように感じるのだとしたら、そのことについて話し合ってみるといい。相手はそれにまったく気づいていない可能性がある。そのうえで、あなたを評価してくれる人にエネルギーを注ぐようにしよう。「拒絶への対処がうまい人は、人間関係のネットワークが強い傾向にあります」とルワリー博士。これは、人が年を重ねるごとに敏感さが薄れる理由の一つでもあるという。年をとるにつれ、友人関係やコミュニティがより安定したものに感じられてくるため、外部からの拒絶に傷つくことが少なくなるんだそう。