「拒絶」されたときの乗り越え方【ママ友関係】【就活】【恋愛】で傷ついたときの立ち直り方をプロがアドバイス!
4. 自分の世界とアイデンティティを広げる
3つのシナリオを考えてみよう。1つ目は、職場で批判を受けた。2つ目は、恋人にフラれた。3つ目は、数年間という時間を費やして完成させた小説や執筆をエージェントに読んでもらい、たった数分で「気に入らない」と言われた。そんなとき、まるで世界が終わったかのように絶望してしまうなら、その仕事や恋愛、クリエイティブなプロジェクトが、あなたの人生にとって「すべて」だったからかもしれない。 ルワンドウスキー博士は、もう一つの例に「医学生になることにすべてを捧げている人」を挙げた。「彼らのアイデンティティがそのキャリアと深く結びついているため、テストで悪い成績をとると精神的に打ちのめされてしまうのです」。一方で、人間関係が充実していたり、趣味をたくさん持っている人にとっては、同じ成績をとって落ち込んだとしても、自分のアイデンティティに対する脅威まで感じることはない。 もしあなたに当てはまる部分があれば、「大切にしたい他のことにもっと重点を置くようにしたり、自分自身の定義を変えてみることは重要です」とルワンドウスキー博士。そうすれば、拒絶を経験しても、自分には他にもたくさんの(進行中)のことがあると開き直れて、心のバランスを少しは保ちやすくなる。
5. 自分の好きなところに気付き、書き出し、繰り返し唱える
自己価値を高めるのにアファメーションが有効だと聞いたことはあるかもしれない。いつかそうなると信じて「私は素晴らしい人間だ、私は価値のある人間だ」と唱えるだけでなく、あなた自身を深く見つめて、特有の言葉を見つけてみよう。あなたをあなたたらしめているユニークな特徴は何だろう? 「自分に在る特別なことについて考えていると、少し気持ちが明るくなるはずです」とフェルプス博士。そしてそのアファメーションを毎日繰り返し唱えるようにすれば、自分自身の中にある強さや自信を感じられてくるはず。 リディア自身もこの取材を通し、自己愛の精神の中で、自分の敏感さが悪いことではないと気付くことができた。それは自分が人間である証で、敏感だからこそ他者の気持ちに共感できたり、思いやりのある人間でいられる。そして、拒絶されたときの痛みに敏感な自分のことを否定せずに受け入れることもできた。今彼女が変えようとしているのは、拒絶に対する捉え方。ベタに聞こえるかもしれないが、いろんな拒絶が自分をよりよい道へ導いてくれたんだと、今では理解できているから。 ※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。