パラオ共和国:南太平洋の楽園から戦後80年の平和への誓い
「母の兄はフィリピンで戦死しましたが、遺骨は持ち帰られませんでした」と市原さんは言う。「生前、母はいつもフィリピンに行き、兄が亡くなった場所を見たいと言っていましたが、結局見ることはできませんでした」 「もし、私があと数十年早く生まれていたら、ほぼ間違いなくこの戦争にパイロットとして参戦していただろうと思っているのです」 原文=英語。
【Profile】
ジュリアン・ライオール 英紙デーリー・テレグラフ特派員で、日本と韓国を担当。ウルバーハンプトン大学、セント・ランカシャー大学院でジャーナリズムの学位を習得。ロンドン出身。1992年来日、現在横浜在住。サウス・チャイナ・モーニング・ポストなど他紙にもフリーランスとして執筆。