もしもスマホを紛失したら、まず何をすべき? 万一に備えて覚えておきたい「紛失時の対応」4ステップ
▼2. 警察に遺失届出書を出す
ただし(1)の方法で発見できるのは、スマートフォンの電源が入っていてデータ通信が可能な状態であるなど、一定の条件を満たしている場合に限られます。既に電源が切れてしまっている場合は、通常の落とし物と同様の対応を取ることになります。 具体的には、紛失したと思われる場所の店舗や交通機関などに確認する、それでも見つからない場合は最寄りの警察署や交番へ遺失届出書を出し、連絡を待ちましょう。
▼3. 回線を一時停止する
紛失時はスマートフォンだけでなく、契約している回線も、他の人に利用されてしまうことがないよう止めておいた方がいいでしょう。紛失・盗難といった緊急時の回線停止・再開は基本的に手数料がかからないことがほとんどですので、各社のWebサイトやチャットサポート、あるいは電話で停止の手続きをしてください。 なお当然のことながら、回線を停止した状態でも毎月の携帯電話料金は発生します。一定の期間が経過しても紛失したスマートフォンが見つからないようなら、次のステップ(4)に進む必要があるでしょう。
▼4. 新しいスマートフォンとSIMを用意する
どうしても見つからない場合は、新しいスマートフォンを購入することになります。この際、クラウドなどにバックアップを保存していれば復旧は比較的容易にできますが、そうでなければ完全な復旧は困難です。 またSIMも再発行してもらう必要があります。SIMの再発行は各社のショップ店頭、オンライン専用プランであれば専用のWebサイトやチャットサポートから依頼するかたちとなり、手数料が発生することがほとんどです。 大手3社(ソフトバンク、KDDI、NTTドコモ)のサービスで手続きする際、再発行手数料はブランドを問わず3850円が相場となりますが、ソフトバンクの「LINEMO」は0円で再発行してもらえるなど、一部例外もあるようです。 また楽天モバイル(※)のように、SIMカードの再発行には3300円の手数料がかかる一方、eSIMの場合は0円と、SIMの種類によって異なるケースもあるので注意してください。 ※楽天モバイルでもMVNOとしてのサービス(ドコモ回線/au回線)を利用している場合は、再発行に3300円の手数料がかかります もう1つ注意が必要なのが、スマートフォンをいわゆる「端末購入プログラム」(分割払いで購入し、一定期間後に端末を返すことでスマートフォンを安く利用できるプログラム)で購入していた場合です。 後述する補償サービスに入っていない限り、スマートフォンを紛失してしまうと端末の返却ができなくなるので、割引も受けられなくなります。想定以上の金額を支払う事態になることも覚悟しておかねばなりません。