「君のワガママで買ったタワマンなんだから、管理組合とか全部やってね」そんなのあり? 念願のマイホーム…誰からも共感されない“悩み”
「新築マンションを購入した」「注文住宅を建てた」…こんな話を聞いたら、なんとなく「おめでとう~!」という雰囲気になりますよね。 【漫画】念願のマイホーム購入ですが「そのせいでこんなことに…」(全編を読む) 多くの方にとっては念願のマイホーム購入ですが、実はそんなにうれしいことばかりではないのかもしれません。「そのせいでこんなことに…」と愚痴りたくなる状況もあるようです。「共感してもらえない不満」を抱えている人も、意外に少なくないのです。
確かに好き勝手にさせてもらったけれど…
Aさん(関東在住、30代、主婦)は結婚2年目で念願のタワーマンションの一室を購入しました。結婚以来、ずっと人気エリアで部屋探しを続け、週末のほとんどを内見やインテリアショップめぐりに費やしてきたほど、思い入れのあるマイホーム購入だそうです。 一方Aさんの夫は「賃貸で別に不自由ないけれど、どっちでもいいよ」というこだわり少なめタイプ。はじめのうちは薄いリアクションにイライラしたものの、かえって自分の好みで全部決められるからいいや、とだんだん相談することも少なくなり…。実際に夫が手を動かしたのは契約書と住宅ローンの書類にハンコを押したときくらい。 「こだわりのない人でラッキー」と思っていたAさんでしたが、入居後、マンションの理事会や防災訓練、火災保険のやり取りなど、マンションにまつわるすべての「面倒なこと」について、夫がそのまま「Aさんにすべて任せる」状態になってしまったことに不満があります。 「全部君が好きで、自分で選んだんだから。その結果も自分でやってね? 僕は住んでいるからローン返済はするけど、それ以外は全部よろしく」 親兄弟や親戚、友人もAさんのマイホーム探しの熱中ぶりを良く知っていたため「これで大満足でしょう?」という反応。「そりゃあ全部自分の好きなようにさせてもらったんだから、マンションに関係することはちゃんと最後までやるべきじゃない?」と誰も味方してくれず、Aさんは今もすべてをひとりでこなしています。