「足が太くて短いからミニスカートは履きたくない」20代の日本人女性にメキシコ人が真顔で返した一言
■メキシコには「反省」する文化がない 幼稚園で働いていたときによく思っていたのが、「メキシコには反省する文化がない」ということ。 日本人って、けっこう「一度犯した失敗は二度と繰り返さないぞ」という心意気があると思います。でもメキシコ人にはそれがなくて、何回でも同じ失敗をします。日本人が反省しすぎている可能性もありますけどね。 例をあげると、BBQ場の予約でスタッフに日時のミスをされ、予定が台なしになったことがありました。それを責任者に伝えると、「そのスタッフはもうクビにしたから大丈夫」とまさかの返答。 でもこれメキシコあるあるで、車の修理でミスをされた時にも同じことを言われました。こんなだから何度も失敗を繰り返すんだ……と、妙に納得ですが。 日本だと、ミスが起きるとその原因を追求しますよね。個人の過失もありますが、それが100%ということはなく、システム自体がミスを引き起こしやすかったりと、プロセスや管理方法にも目を向けます。 メキシコでは、ロジックよりもインパクト重視。クレーム対応としても「クビにします」の方がインパクトがあって客を納得させやすいのかもしれません。 日本のクレーム対応だと「原因を究明し、再発防止のための具体的な対策を検討します」が定型文。こうやって比較すると日本の謝罪は結構論理的で面白いですね。 ■考えても解決しないなら忘れる 反省する文化がないのに関連して、「嫌なことがあったら忘れる」文化もあります。 以前、ぶつけられて自家用車に傷がついたことがあります。 私は「お金かかる、はぁ……」とめちゃくちゃ落ち込んでいました。夫も「最悪だね!」と同調していたのに、そのそばからInstagramでリールを見て爆笑していたりします。 私は「切り替え早っ!」と驚きますが、夫的には「考えてもしようがない」という考え。 考えることでその状況が変わるのであれば良いけど、解決しないのであれば考えても意味がない。ならば、別のことをして楽しむ時間に使ったほうが良い……。そういう考え方なのだと思います。 私自身、悩んでもしようがないことはなるべく考えないようにします。 でも深く考えること自体は好き。考えることで納得できるタイプでもあります。私が怖いのは、納得できないまま終わってしまうこと。 なぜこうなったのか、原因は何だったのか……メキシコ人とは異なり、私はけっこう深く考えます。たとえば嫌なことを言われた場合、どんな意図であんなことを言ったんだろうとか、その人と自分の考え方がどう違うのかとか、納得できるまで考えます。そのほうがスッキリするんですよね。 メキシコ人の場合は、トラブルが多すぎて「考えてもしようがない」というモードになっているのだと思います。だからこそ、考えすぎず「楽しいことをして元気を出そう!」というマインドになっているのかな。 何か嫌なことが起きたら、まずは「考えて解決すること」なのか「考えても意味がないこと」なのかを判断すると良いかもしれません。 考えても意味がないなら、メキシコ人のように「楽しいことをして忘れよう!」精神を選択するのもオススメです。