【最新】平均給与は「460万円」3年連続増加も「正規・非正規」や「男性・女性」の給与格差は広がる結果に…業種別の平均給与は?
2024年9月25日、国税庁より「令和5年分 民間給与実態統計調査」が発表され、2023年の1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は460万円であることが明らかになりました。 ◆【平均給与はいくら?】雇用形態・男女・業種別による違いもチェック 物価上昇が続く中、大企業を中心に賃金が引き上げられており、同調査における平均給与は3年連続の上昇となっています。 本記事では、最新の同調査資料をもとに給与事情について「正規(正社員)・非正規(正社員以外)」、男女別、業種別でどのような違いがあるかを確認していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
2023年の平均給与は460万円、前年比+0.4%
冒頭で申し上げたとおり、国税庁の最新資料「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、2023年の1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は460万円であることが分かりました。2014年以降、最高水準となります。 2014年から2023年の10年間のうち、2019年・2020年は2年連続で平均給与は減少したものの、2021年から2023年にかけては3年連続で平均給与が増額しています。 ただし、この平均給与は民間企業に勤める給与所得者全体の数字であり、雇用形態や性別により違いがあります。
雇用形態(正規・不正規)や男女で平均給与に格差が…
ここからは「正規(正社員)・非正規(正社員以外)」や「男性・女性」で平均給与がどのように異なるかを確認していきます。 ●正社員と正社員以外の平均給与は2.6倍もの格差が… 正社員の平均給与は530万円(前年比+1.3%)、正社員以外の平均給与は202万円(同+0.7%)です。その差は328万円。正社員の平均給与は、正社員以外の約2.6倍となります。 なお、前年の平均給与は正社員が523万円、正社員以外が201万円で、その差は322万円でした。雇用形態による給与格差はやや広がっています。 ●男性と女性(正社員の場合) 男性と女性ではどのような違いがあるのでしょうか。 2023年の平均給与は、男性が569万円・女性が316万円となりました。その差は254万円です。 前年は男性が563万円・女性が314万円で、男女差は249万円でした。平均給与自体は男女ともに前年比プラスとなっているものの、男女の収入格差は広がっている状況です。