【最新】平均給与は「460万円」3年連続増加も「正規・非正規」や「男性・女性」の給与格差は広がる結果に…業種別の平均給与は?
業種別の平均給与は?
平均給与は業種により違いがあります。 業種別の平均給与は以下のとおり。()カッコ内は平均賞与 ・電気・ガス・熱供給・水道業:775万円(139万円) ・金融業・保険業:652万円(149万円) ・情報通信業:649万円(120万円) ・学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業:551万円(100万円) ・建設業:548万円(81万円) ・複合サービス事業:535万円(117万円) ・製造業:533万円(103万円) ・運輸業・郵便業:473万円(63万円) ・不動産業・物品賃貸業:469万円(63万円) ・医療・福祉:404万円(52万円) ・卸売業・小売業:387万円(54万円) ・サービス業:378万円(43万円) ・農林水産・砿業:333万円(44万円) ・宿泊業・飲食サービス業:264万円(16万円) 全体平均:460万円(71万円) 電気・ガス・熱供給・水道業の775万円が最も高く、金融業・保険業652万円、情報通信業649万円が続きます。
年収1000万円超の人は何パーセントいる?
最後に、給与階級別の分布を確認しておきましょう。 男女全体でみると、年間給与額が「300万円超400万円以下」の人が全体の16.3%を占め、最多となっています。 次に多いのが「400万円超500万円以下」の人で、全体の15.4%を占めています。 2023年の平均給与は460万円ですが、実際は平均を下回る人が最多。上図を見ると、2019年以降、この構図は変わっていません。 男女別でも見てみましょう。 男性は「400万円超500万円以下」が最多で17.5%、女性は「200万円超300万円以下」が最多で19.6%を占めます。 また、年収1000万円超の人は全体の5.5%で、男女別では男性が8.6%、女性が1.4%となりました。
まとめにかえて
2024年9月25日に発表された最新の調査資料より、民間企業に勤める人の平均給与を確認しました。 平均給与は460万円。3年連続の上昇、2014年以降最高水準となりましたが、正規・非正規、男性・女性の給与格差は前年からやや広がっています。 また、業種による給与の差も大きく、平均給与460万円といっても実際にはこれを下回る人が最も多いことがわかりました。 キャリアアップや転職を考えている方は、本記事でご紹介した平均給与データも参考にしてみてください。
参考資料
・国税庁 長官官房 企画課「令和5年分 民間給与実態統計調査」
和田 直子