斎藤知事「県と市町の連携必要」と訴え、対立候補支援の市長らとも対面 懇話会
兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事と県内の市長、町長らの懇話会が26日、神戸市の県公館で開かれた。知事選では、県内22市長が斎藤氏の対立候補の支援を表明したが、斎藤氏は「県政を再び前に進めるためには県と市町の連携が必要になる」と連携を訴えた。 【写真】斎藤氏「ずっと一人ぼっち」雨中の演説で本音ポツリ 懇話会は斎藤氏の再選を受け臨時で開かれ、オンラインも含め県内全41市町の首長らが出席。斎藤氏は自身のパワハラ疑惑などが記載された告発文書問題を踏まえ、「今回の文書問題で県民や市町長のみなさまに心配、不安を与えてしまった」と述べ、県政の混乱について謝罪。「県と市町がこれまで以上に連携し、良い施策をしていくことが大事だ」と呼びかけた。 これに対し、市長会会長の酒井隆明・丹波篠山市長は「県政が前に進むように最善の努力をお願いしたい」と求めた。 会合前には、知事選期間中の記者会見で斎藤氏を批判し、机を激しくたたく振る舞いが交流サイト(SNS)上で批判された同県相生市の谷口芳紀市長が自身の言動について斎藤氏に直接謝罪する場面も。谷口氏によれば、斎藤氏は「ともに頑張りましょう」と笑顔で応じたという。 一方、斎藤氏は懇話会終了後の記者団の取材に、選挙中の広報活動に関わったPR会社に報酬を支払ったのではないかと指摘されている問題について「公職選挙法に抵触するようなことはないと認識している」と改めて違法性を否定した。