ラグビー関東大学リーグ戦、9月7日(土)開幕。東海大学の7連覇なるか、混戦の大学選手権出場争いは?
法政大学といえばパスラグビーが伝統的に武器だが、今季は春からディフェンスにも注力してきたという。キャプテンが注目する選手はNO8(ナンバーエイト)宮下晃毅(3年)で、ボールキャリーの中心選手。100周年の法政大学が、昨年以上の成績を残すことができるか。
昨年4位だった大東文化大学。今年は3位以内に食い込み、大学選手権で戦いたいところだ。昨年に続いて、OBの酒井宏之監督が指揮を執っている。スローガンには、何ごとにも自ら情熱を持って行動し戦うという意味を込めた「Passion」を掲げた。
酒井監督は「昨年は『個』が強かったが、今年は『和』が強いチーム。4年生を中心に選手自身が主体性を持って行動するようになってきた」と手応えを口にした。注目の新戦力として、酒井監督はPR小田島采輝(國學院久我山)、NO8ノア・トファエオノ(ウェーバリーカレッジ/オーストラリア)、WTB大方維織(青森山田)の3人の名を挙げた。
キャプテンにはFL蓑洞功志(4年)が就いた。「今年の前半は、あとちょっとのところで勝ちきれなかった課題から『chotto』というスローガンを掲げてきた」と言い、後期から「Passion」に変えたという。
蓑洞主将は「チームの強みは1人1人のPassion、熱量だと考えています。FWのセットプレー、BKの展開力に注目してほしい」と話す。キャプテンの推し選手は同期のPRリサラ・フィナウ、LO佐々木柚樹、CTBハニテリ・ヴァイレアの3人だ。蓑洞主将を含めてチームの中軸である。
昨年は惜しくも最終戦で負けて5位となり、大学選手権を逃した東洋大学。引き続いてOBの福永昇三監督が指揮を執る。毎年独自のスローガンを掲げているが、今季は「ROOTS」と定めた。お互いのルーツを尊重し合い、自分のルーツを大切にし、ここがルーツになるために自分もチームに何を残せるかを哲学するという意味が込められている。
チームは様々なルーツを持つ選手がおり、スクラム、モールを武器とし、BKには決定力ある選手も揃う。福永監督は「昨年度の経験者もたくさん残り、新人もとても元気が良い。皆が励まし合いながら元気よく、活気のある競争を楽しんでいる」と目を細めた。今年こそしっかり3位以内に入りたい。