ラグビー関東大学リーグ戦、9月7日(土)開幕。東海大学の7連覇なるか、混戦の大学選手権出場争いは?
キャプテンにはPR笠巻晴太(4年)が就いた。スクラムの中心選手であり、誠実で人一倍の努力家であることが評価された。笠巻主将は今年のチームに関して「チーム全体として仲が良く、コミュニケーション量が多い」と感じており、今年はチーム力、組織力で勝負する。
キャプテンがオススメする選手は、BKからバックローに転向したFLステファン・ヴァハフォラウ(3年)だ。「普段の生活、練習中も凡事徹底ができている」と目を細めた。
2019年から3シーズン連続で大学選手権に出場した日本大学。一昨年は4位、昨年は何とか最終戦に勝利して6位だった。昨年に続きOBの窪田幸一郎監督が指揮を執る。スローガンは「ONE BIG」を掲げた。大きな1つの塊として、大きな目標に向かうという意味が込められている。
今年は特にスクラム、ディフェンスに注力しており、夏は天理合宿、菅平合宿を経て、窪田監督は「試合を通してチーム作りを行った。開幕に向けて雰囲気も良い状態になっている」と手応えを口にした。監督が期待する選手は、HO西岡昂、LOセコナイア・ブル、CTBジョアペ・ナコ(いずれも4年)だ。FWのセットプレーを中心とした力強いラグビーで、2021年以来の大学選手権出場を目指す。
キャプテンにはハードワークがウリのFL四宮勇斗(4年)が就いた。四宮主将は「オフシーズンから走り込み、ウェイトトレーニングを積極的にやりこんだ。ヘラクレスのようなフィジカル、フィットネスを見てもらいたい」と言葉に力を込めた。
キャプテンが推す選手はFL森天(3年)を挙げた。「チーム一番のハードラックラーで、誰よりも運動量がある。小柄な体格(身長166cm)からは想像できないダイナミックなプレーに注目」と話した。
昨年は2勝したものの、7位となり入替戦に回った立正大学。OBの奥村祥平氏がHC(ヘッドコーチ)を務めている。今年のスローガンは「ACTION・GO TOGETHER」を掲げた。自ら考え行動する主体性を育むことを大切にしていることと、チーム一丸となり目標達成(大学選手権出場)のために励んでいることからこのスローガンにしたという。