無双中・太田りゆは軽快に1着ゴール! 優勝候補サトミナに続き、規格外パワーで圧倒/競輪祭女子王座戦
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は19日に初日を開催。2Rガールズ予選を制した太田りゆ(30歳・埼玉=112期)に話を聞いた。 1Rを佐藤水菜(25歳・神奈川=114期)が制すると、太田も軽快にまくって1着ゴール。ナショナルチームで揉まれた2人が、規格外のパワーを見せつけた。 「前が併走になったところがありました。隊列が短くなったしそこを狙っていけました。ただ、走行ラインが上になりすぎたのでスピードが出なかった。そこは反省です」と、課題を挙げたが上がりタイムは11秒9と、まったく悪くない。 「外々を回されたし、タイムはあまり良くなかったです。でもそこは気にしていません。“ケイリン”をするべきと思って走っていますから」とガールズケイリンをとことん追求している。実力は相当なものだ。吉岡詩織(30歳・広島=116期)がスピードを上げ、あの坂口楓華(27歳・愛知=112期)がまくった上を乗り越えているのだから力の差は歴然といっていい。 「今日は覚悟を決める瞬間に腹をくくれました。これは今までの経験が伴ってきているな、と思います」 肝心な場面で最高のパフォーマンスを実践できる勝負度胸は、これまで世界の強豪とぶつかってきた経験のたまものだ。2日目、準決以降も太田らしい華のあるすがすがしいレースで魅せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)