ラテちゃん

飼い主さんが布団で寝ていると、愛猫が入り込んでくることはありませんか？　　寒い時期などはとくに、飼い主さんにとっても幸せなひとときかもしれませんね。 それでは、猫が飼い主さんの布団に入ってくるのには、どのような理由があるのでしょうか。今回は、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に解説していただきました。 【写真】お布団でゴロリンしながら見つめるスコティッシュフォールド

猫が布団に入ってくる理由（1） 一緒に寝ると暖かいから

猫は「寒い」と感じると、暖を求めて飼い主さんのそばで寝ようとすることがあるようです。「冬になると一緒に布団で眠る」「寒い日だけ布団に入ってくる」といった飼い主さんも多いのではないでしょうか。

猫が布団に入ってくる理由（2） 子猫のように甘えたいから

子猫のように甘える気分で、飼い主さんと一緒に布団で寝る猫もいるでしょう。とくに、若いときに去勢・避妊手術をした猫は、成長しても子猫時代の気持ちをもっていることが多く、飼い主さんにくっついて寝るなど、子猫のような行動をとることが。

猫が布団に入ってくる理由（3） 居心地がよいから

人が使っている布団や毛布などは、猫にとっても肌触りがよいものが多いようです。そのため、「気持ちのいい場所で眠りたい」という単純な思いから、布団の中に入り込んでくる猫もいるでしょう。

猫が布団に入ってくる理由（4） 安全な場所だから

動物にとって眠っているときは、無防備で外敵に狙われる危険な状態です。そんな無防備な姿をすぐそばで見せられるのは、飼い主さんのことを信頼しているから。愛猫にとって飼い主さんのそばは、安全に眠れる場所なのでしょう。 とはいえ、猫は本来単独で行動する生き物ですから、飼い主さんと一緒に寝ないからといって、信頼されていないわけではありませんよ。

布団のどこで寝るかによって猫の性格の傾向がわかることも

ちなみに、愛猫が布団のどこで寝るかによって、猫の性格の傾向などがわかることもあるようです。たとえば、飼い主さんの顔のすぐ近くで寝るのは、子猫時代にくっつきあって寝ていた名残。つまり、甘えん坊な猫が多いといえます。反対に、飼い主さんの足元で寝る猫は、飼い主さんのそばで暖を取りながら、何かあればすぐ逃げられる場所を選んでいると考えられるので、自立したタイプの猫といえるかもしれません。 猫が布団に入り込んでくるのには、さまざまな理由があることがわかりました。なお、猫と一緒に寝るときは圧死やケガのリスクなどもありますから、十分注意してあげることが大切です。 （監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・原駿太朗先生） 文/長谷部サチ ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年12月時点の情報です。