バレーボール注目の「SVリーグ」元年 活躍が期待される男子10人を紹介
■髙橋健太郎(たかはし・けんたろう) 所属:ジェイテクトSTINGS(2023-24シーズンは東レアローズ静岡でプレー) ミドルブロッカー・202cm 1995年2月8日生まれ 山形県出身 米沢中央高校→筑波大学 2023-24シーズンはブロック賞とベスト6を獲得。大学卒業以来、長く所属した東レの退団発表でもファンを驚かせた。シーズン最後の記者会見では「東レは(高校からバレーを始めたため)素人だった僕を育ててくれたチーム」と感謝の気持ちを述べている。 移籍先は日本代表セッター・関田誠大がいるジェイテクトとなり、SVリーグでも代表で見せたコンビが再現されるのか興味深い。ポテンシャルは日本のミドルブロッカーのなかでも随一。一方でケガも多いため、コンディション維持が活躍のカギを握るだろう。
■小野寺太志(おのでら・たいし) 所属:サントリーサンバーズ大阪 ミドルブロッカー・202cm 1996年2月27日生まれ 宮城県出身 東北高校→東海大学 東海大卒業後の2018-19シーズンにJTサンダーズ広島の準優勝に貢献し、その後も長く活躍したが、チームの低迷に苦しんだ。昨シーズンにサントリーに移籍し、「15歳からの付き合い」というセッター・大宅真樹とのコンビで、自身初のリーグ優勝を経験。2度目のスパイク賞、4度目のベスト6にも選出され、シニア代表にも選出された。 代表では安定したバランス型として日本の"ミドルブロッカー3人衆"のひとりとしてVNLでの銀メダル獲得に貢献した。サーブの改善に努めており、VNLのファイナルラウンドで開花。パリ五輪の初戦でもサービスエース3本を決めるなど目覚ましい成長を遂げた。SVリーグでは、代表のチームメイトである髙橋藍も加入し、どんなチームになるのかが楽しみだ。
■新井雄大(あらい・ゆうだい) 所属:JTサンダーズ広島(9月中旬から「広島サンダーズ」に変更) アウトサイドヒッター・188cm 1998年6月27日生まれ 新潟県出身 上越総合技術高校→東海大学 身長188cmはアウトサイドヒッターとしては決して高くはないが、ジャンプ力とパワー、サーブが持ち味。日本代表Bチームにも登録され、ドイツとの親善試合や、コリアカップなどで活躍した。昨シーズンはJT広島の4強入りに貢献したが、2年間在籍したアメリカ代表のアーロン・ラッセルや中国代表の江川(ジャン・チュアン)が退団。"生え抜き"としてチームを戦う大黒柱となる。