バレーボール注目の「SVリーグ」元年 活躍が期待される男子10人を紹介
■工藤有史(くどう・ゆうじ) 所属:VC長野トライデンツ アウトサイドヒッター・190cm 2001年9月24日生まれ 大阪府出身 清風高校→明治大学 明治大3年時の2022-23シーズンから、長野の強化指定選手として試合に出場。日本代表の大塚達宣とはパンサーズジュニア時代からの付き合いがある。パンサーズジュニアの頃から工藤をよく知るVC長野の川村慎二監督は、「まだまだ荒さはあるが、今後は攻守ともに期待できる。勝ちへのこだわりが見える工藤がコートに入ることにより、チームの雰囲気も変わります。今後、チームの軸として引っ張って行く存在になる」と評価する。
■小川智大(おがわ・ともひろ) 所属:ジェイテクトSTINGS(2023-24シーズンはウルフドッグス名古屋でプレー) リベロ・175cm 1996年7月4日生まれ 神奈川県出身 川崎市立橘高校→明治大学 昨シーズンは安定のサーブレシーブで、2年ぶり3度目のサーブレシーブ賞と、初受賞となるレシーブ賞を受賞した。今年の日本代表では、山本智大(大阪ブルテオン)との"リベロ争い"も注目されたが、惜しくもパリ五輪は落選。それでもパリに帯同し、代表の練習に貢献した。SVリーグ元年にジェイテクトに移籍となるが、ここでアピールし、来年度以降の代表正リベロの座を掴みたい。
■柳田将洋(やなぎだ・まさひろ) 所属:東京グレートベアーズ アウトサイドヒッター・186cm 1992年7月6日生まれ 東京都出身 東洋高校→慶應義塾大学 昨シーズンに加入し、地元・東京のチームで活躍。総得点10位(日本人で1位)、アタック決定本数13位(日本人で2位)、サーブ13位(日本人で6位)という成績からも"健在ぶり"が窺えた。シーズンオフには解説にも初挑戦。落ち着いた声で的確に状況を説明する解説に「柳田くん」というワードがトレンド入りするほど。人気の高さも相変わらずだ。SVリーグには大きな想いを寄せており、4月17日に行なわれた会見でもパネリストを務めた。 (女子編>>)
高井みわ●文 text by Takai Miwa