【高校サッカー岡山全力応援】 心ひとつに全国の頂へ!「岡山学芸館」を応援したい5つのこと
岡山県岡山市の東部にある西大寺。日本三大奇祭の一つとされる「西大寺会陽」で知られています。毎年2月に約1万人の裸の男が、2本の宝木を奪い合い「福男」を目指します。 その岡山市西大寺に学校があるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に出場する岡山代表岡山学芸館です。 12月29日の全国大会1回戦、栃木代表矢板中央とフクダ電子アリーナで対戦する岡山学芸館の応援したい5つのポイントを紹介します。
1.会場に響く美しい音色
1960年創立の岡山学芸館。近年東京大学や京都大学などへの進学実績を残しつつ、部活動も盛んに行われています。 今年の夏の甲子園大会ベスト16の硬式野球部のほか、農業部や琉球三味線部などユニークな部もあります。特に吹奏楽部は全国屈指の実力を誇ります。今年10月に行われた全日本吹奏楽コンクールでは7大会連続10回目の金賞を受賞。サッカー部の試合でも会場に美しい音色が響き渡ります。
2.岡山の歴史を作った日本一
サッカー部は2大会前の101回大会で県勢初の全国制覇。西大寺で行われた優勝パレードには約3000人が集まりました。 高原良明監督(45)が就任した2008年当時は部員が20人に満たず、冬場は空き地で車のライトをつけて練習をしていました。高原監督は「周りの人たちから愛されるチーム」を目指し、あいさつ指導など基本から徹底しました。 現在は学校から車で15分ほどの瀬戸内市邑久町に、寮などが併設された専用グラウンドがあります。地元に愛され、環境面も充実。日本一の歴史を作る強豪校になりました。
3.岡山学芸館の時代は続く
11月に行われた選手権岡山大会決勝の相手は、4大会ぶり25回目の全国大会を目指した作陽学園。朝から大荒れの天気で1時間30分遅れのキックオフでした。 濡れたピッチに足を滑らせ、ボールをコントロールしきれない場面が目立つ前半、試合を動かしたのは作陽学園でした。前半24分、左サイドの岡慶太選手(2年)のクロスに大西卓磨選手(3年)が右足を合わせて先制。 後半はリズムが良くなった岡山学芸館。後半10分ロングスローの流れから相手のクリアボールを吉岡大和選手(1年)が頭で折り返し、太田修次郎選手(3年)のボレーシュートで同点。さらに後半14分、フリーキックのクリアボールを岡田拓也選手(3年)がペナルティエリア外から胸トラップをして素早く右足を振りぬき勝ち越しゴール。 作陽学園はGK工藤未来選手(3年)の再三のビッグセーブに攻撃面で応えたいところでしたが決めきれず。そのまま岡山学芸館が2-1で試合を制して4大会連続7回目の全国大会出場を決めました。