【高校サッカー岡山全力応援】 心ひとつに全国の頂へ!「岡山学芸館」を応援したい5つのこと
4.期待の1年生は『学芸館の未来』
地区大会全4試合でスタメン出場した岡山県出身の吉岡選手。1年生ながらボランチを主戦場に危機察知能力が高い選手です。 その吉岡選手は岡山学芸館清秀中学の出身。2021年に創部された清秀中学サッカー部の1期生です。中学時代に2大会前の全国制覇を国立競技場のスタンドで応援していました。当時を振り返りながら「かっこいい先輩たちをずっと見てきた。その先輩たちと同じユニフォームに袖を通したときに、競争の激しさと重みを知った」と話します。 前回大会優勝の青森山田など全国の強豪が中学年代の強化を図る中、岡山学芸館もそうしたチームに続くのか。岡山学芸館の未来を象徴する存在に注目です。
5.「真のエースへ」芽生えた自覚
今年の中心選手が背番号10番の太田選手です。選手権岡山大会4試合7ゴールの決定力にポストプレーが武器のエースストライカーです。以前は自分勝手なふるまいを指摘されることもありました。 しかし前回大会3回戦名古屋戦のPK戦で外したことや夏の県総体で準優勝という悔しさを味わったことで、チームのために動いて得点を取ることを意識しました。 岡山大会決勝で太田選手は試合終了のホイッスルを聞くと、地面に仰向けになり叫びながら涙を流しました。 太田選手は「この1年長く苦しい毎日だった。何をやってもうまくいかなかった。やっと報われた。今はサッカーが最高に楽しい」と話します。今ではピッチで誰よりも仲間を鼓舞する真のエースへ成長しました。
岡山学芸館の初戦は12月29日に行われる栃木代表矢板中央との1回戦。 相手は直近5大会で2回ベスト4進出を果たしている強豪校です。 2大会ぶりの全国の頂を目指して。 心ひとつに戦う姿は観ている子どもたちに夢を与えるでしょう。 (取材・文 高校サッカー選手権民放43社/西日本放送)