【陸上】濵口大和1500m大会新の3分45秒15で2連覇 神園弥優100mH13秒82の自己新 4継は東京学館新潟が男女V/IH北信越
◇インターハイ北信越地区大会(6月13日~16日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目 インターハイ北信越大会優勝者一覧をチェック! 福岡インターハイを懸けた北信越大会の2日目が行われ、注目の男子1500mは昨年のインターハイ4位の濵口大和(佐久長聖3長野)が自己ベストの3分45秒15をマーク。同校の先輩・松尾悠登(現・東京国際大)が持つ大会記録も2年ぶりに2秒84更新し、2連覇を果たした。 また、2位の田村亘之介(帝京長岡3新潟)も従来の大会記録を上回る3分45秒75をマーク。3分48秒04で3位の佐々木哲(佐久長聖3)、3分48秒41で4位の家光応輔(美方2福井)、3分48秒52で5位の松山優太(佐久長聖3)まで3分50秒を切った。 スタートから先頭に出た濵口は400mを58秒で刻むと、800mを1分59秒で通過する。その後、ラスト1周から佐々木が仕掛けて先頭に立ち、1200mは3分02秒。直後、3番手に下がっていた濵口が佐々木と田村をかわし、猛スパートをかけた。 濵口はラスト1周を58秒でカバー。「2週間後のU20日本選手権が同じ競技場で行われますので、その感触をつかむことが狙いでした。ペースの切り替えも理想通りでしたので、レースの内容はとても良かったです。仲間や関係者の方の応援がとても力になりました」と誇らしげに語った。 大会3日目の5000mにも出場予定。「1500mと同様に序盤から積極的に前へ出て、自分の持ち味のラスト勝負に懸けたいです」と2冠に闘志を燃やしていた。 男子110mハードルは、昨年のU18大会2位・小口蒼葉(東海大諏訪3長野)が自己新の14秒31(+0.2)でV。男子走高跳は2m12の自己ベストを持つ稲垣公生(金沢龍谷3・石川)が2m05で制している。男子やり投は山本倖希(敦賀3福井)が5投目に自己記録を5m以上も更新する64m28で逆転優勝を果たした。 女子1500mは23年インターハイ5位のパウリン・ワンジク(帝京長岡2)が4分23秒51で1位。女子100mハードルは昨年の国体少年A8位・神園弥優(敦賀3)が自己新の13秒82(-0.2)で制した。 女子ハンマー投は50m75がベストの渡部愛生(開志国際3新潟)が49m76でV。4×100mリレーは東京学館新潟(新潟)が男女ともに制し、男子は40秒56、女子は47秒04で駆け抜けた。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
永田真樹/月刊陸上競技