「これがラザニア?!」とろける食感に感動の声続出のイタリアンを東京・根津で発見!
特製ラザニア✕濃厚ロゼワイン
パスタメニューはポモドーロやプッタネスカ、カチョ・エ・ペペなど6種類が用意されている。中でも常連に人気なのが「エミリア風ラザーニャ」。パスタとラグーソース、チーズを重層的にはさんだ魅惑的なメニューだが、手間がかかるため、最近ではレストランでもなかなか見かけない。しかも、こちらのラザニアはパスタから手打ちされているため、かなり時間と手間をかけて作られている特製品。「開店当初、なにげなくメニューに入れたらリクエストが相次ぎ、外せなくなってしまったんです」と佐藤さんが笑顔で教えてくれた。
手打ちパスタの入ったラザニアはナイフを入れると、とろとろとくずれていくほど軟らかい。口に入れると、もちもちとした手打ちパスタがラグーソースと一緒になって、とろけるような食感に。肉のごろごろ感も旨み抜群。乾麺では味わえない感動レベルの幸せがやってくる。これは”くせにならずにいられない”と言われるのもうなずける。
ラザニアはサンジョヴェーゼの赤ワインと合わせるのが定番だが、ロータスオステリアでは、少し変化球をつけて同じサンジョヴェーゼのロゼワインをおすすめしている。「色合いでわかるように、味わいもチェリーの果実味があって濃厚なロゼワインです。果実味がしっかりしていながら、シャープな酸味とミネラル感があるので、ラザニアの濃厚な味をすっきり包んでくれます」と佐藤さん。ラザニアの味を軽快にしてくれる組み合わせだった。
牛肉赤ワイン煮✕リッチ赤ワイン
ピエモンテ州で修業したことのある佐藤さんは、郷土料理であるブラザート(牛肉の赤ワイン煮)も得意。ピエモンテ州の赤ワイン煮は、ステーキのように薄切りにされているのが特徴。働いていたレストランだけでなくいろいろなレストランの味を食べ比べてたどり着いた秘伝のレシピを、東京ビーフを使ってブラザートに。部位や個体の肉質を見極めて、3~5時間煮込まれている。ナイフを入れると肩バラ肉の繊維質がほろほろとくずれ、赤身ならではの濃い牛肉の味が楽しめる。