「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」で安心サーキットラン!青木宣篤、野左根航汰講師からのレクチャーも!
ビギナーこそサーキットが安全な理由
ところで、ビギナーにとってサーキットというと、ハイスピードで、バイクを思い切り傾けて、ヒザを擦るようなコーナリングといったイメージがあるかと。たしかにそういうシーンもありますが、それはレースやサーキット走行を仕事や趣味とする人々の世界。 むしろサーキットは、いつでも一方通行であり、歩行者や自動車が脇から飛び出すこともなく、いくつものポストから安全な走行を監視されている場所なのです。また、万が一の際にも救急車がピットで待機しているとなれば、そこらの峠をかっ飛ぶのとは安全の度合いが雲泥の差ではないでしょうか。 一方、ベテランライダーにしてもいつの間にか身についてしまった自己流のクセを認識、または是正するのにサーキットは絶好のロケーション。なにしろ制限速度もなければ、パトカーだっていないのです。好き勝手ができるという意味ではなく、存分に自身とバイクのパフォーマンスが味わえるのがサーキットにほかならないというわけ。 そして、サーキット走行といえばレーシングスーツ、いわゆる革ツナギが必要とされることが少なくありません。が、「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」のビギナークラスに限ってはさにあらず。プロテクターの入ったジャケット、バイク用シューズといったツーリングスタイルでの参加が可能で、プロテクターの貸し出しまでしてくれます。これだけでもサーキット走行のハードルはだいぶ下がるのではないでしょうか。
いくつもある、ブリヂストン関連イベントの強み
一般的にはサーキット走行をする際の装備確認や、安全チェックは参加者自身がするもの。ですが、「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」はブリヂストンが後援するだけあって、そのあたりも万全です。まずは車検の際に、車体全体のチェックがあり、またここで飛散防止のテーピングなどもしっかり指導してくれます。 そして、車検とは別にブリヂストンのサービステントではサーキット走行に最適な空気圧のチェックとアドバイス。ビギナーとしては見落としがちなポイントだけに、これを機にチェックする習慣を身につけるのがよろしいかと。 そして、走行前のブリーフィングはビギナーと初級・中級クラスが分かれますが、いずれも元・現役のプロライダーたちが名を連ね、基本的なルールやその日の課題をレクチャー。筆者が参加した初級・中級では元世界GPライダーの青木宣篤さんが、「コーナーの途中までブレーキを残す」というテーマについて、筑波のコース1000にあるコーナーを例にとり、テクニック諭ではなく実践的でわかりやすいレクチャーをしてくれました。 もちろん、ご自身に課したテーマでもOKで、とにかくなにか課題を据えた走行こそ上達の秘訣。こうした設定ができるのもまた、走行会を重ねてきた「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」の強みといえるでしょう。 ■ブリヂストンによるタイヤサービステントではサーキット走行に最適な空気圧のアドバイスや、タイヤに関するあらゆる相談に応じてくれます。ちなみに、ブリヂストンタイヤを装着していなくても参加可能(料金が変わります)。 ■青木宣篤さんによるブリーフィングは難しいテクニック諭ではなく、その日の課題を分かりやすく説明してくれるものでした。このほかのインストラクターも同様に、親切で丁寧なアドバイスで、誰もが満足していました。 ■JSB1000にホンダから参戦中の野左根航汰選手がスペシャルゲスト・インストラクターとして登場。ジャンケン大会でチームのノベルティグッズを配るなどサービスも満点。コースで見せたJSBばりの走りは誰もが度肝を抜かれたはず。 ■タイヤに関する知識や、知っていると得をする情報がトークショー形式で披露されるなど、ブリヂストン後援イベントならでは。ブリヂストンモーターサイクルタイヤの佐藤社長も現役のライダーで、参加者と気さくにコミュニケーションをとっていました。