定住型日系ブラジル人と日本の地域社会を考える 愛知県豊田市での多文化共生を題材にオンラインセミナー
多文化共生と、その中での次世代育成を考えるオンラインセミナー「定住型日系ブラジル人と日本の地域社会 ~豊田市での多文化共生と次世代育成~」を、JICA横浜 海外移住資料館が9月29日(日)に開催する。 セミナーでは、第四回(2023年度)JICA海外移住「論文」「エッセイ・評論」の、エッセイ・評論部門で優秀賞を受賞した小林かおりさん(椙山女学園大学准教授)が登壇。 優秀賞を受賞したエッセイ「定住型日系ブラジル人と日本の地域社会 ―豊田市での多文化共生交流を通して―」では、JICA横浜 海外移住資料館にある資料を元に、ブラジルへ渡った日本人が、ニッケイ・ブラジル人としてブラジルに定住し、その一部の人々が「デカセギ」として来日するようになった経緯と、彼らの定住化が進んでいる現状について、豊田市の次世代交流を事例に論じている。このエッセイの内容に加え、2024年5月から豊田市で新たにスタートした産官学連携プロジェクト「豊田市発!産官学連携による在留外国人定住化に向けた多文化共生次世代育成」(トヨタ財団特定課題)についても取り上げ、現在進行形で取り組んでいるプロジェクトの事例を通し、豊田市の多文化共生の現在、そして未来の構想について話す。 Zoomウェビナーを使用、11時~12時30分。誰でも参加できる。参加費無料。定員は500人。事前に専用ページから登録する。外国につながる子どもの支援などに取り組む人や、多文化共生に関心のある人は必見。問い合わせは、JICA横浜 海外移住資料館(Tel:045-663-3257、E-mail:jomm02@jadesas.or.jp)まで。