「町長室で性交渉」の虚偽告白、真偽判明前に拡散…町民「草津が悪い形で世界に発信されて悔しかった」
町長は「私が性加害を行った前提で質問をしてきた報道機関もあった」と振り返る。判決には納得しつつ、「一方的に報じた報道機関や一部の活動家の謝罪は今もない」と、メディアなどの対応には納得していない。
温泉街の土産店で働く70歳代女性は「草津町が悪い形で世界に発信されて悔しかった」と話した。70歳代男性は「新井氏は当時、唯一の女性町議で期待していたが、あんな騒動を起こして残念だ」と肩を落とした。
今回の問題について桜美林大の平和博教授(メディア論)は「強い言葉や表現に注目が集まると、事実かどうかは置き去りにされてインターネットで拡散されることがある」と説明。そのうえで、メディアに対しては「それに引きずられない、客観的で事実に基づいた報道を行っていく必要がある」と求めた。