日産、ブロックチェーンを活用した新サービス「NISSAN PASSPORT」ベータ版開始
日産自動車は12月5日、顧客に新たな価値を提供することを目指すデジタルサービス、「NISSAN PASSPORT」ベータ版を開始すると発表した。 ベータ版では、日産オリジナルNFTと独自Web3ウォレットの提供、コミュニティ開設、各種プログラムの参加に応じたトークン(ポイント)付与など、オンライン上での新たな体験やサービスを提供するという。また、ベータ版でのユーザーの声は、さらなる機能やサービス拡大の検討に活用していく。 メンバーシップNFTは、限定5523枚を発行。さまざまなサービスへのアクセスを可能にする「デジタル証明書」として機能する。ユーザーの嗜好に合わせて以下4つのタイプが用意され、ユーザーの日々のアクションに応じて進化する。メンバーシップNFTの配布は抽選制。 メンバーシップNFTの当選者には、専用ウォレットが提供されるほか、Discord(ディスコード)を活用し、ユーザー同士はもちろん、日産とユーザーが直接つながることができるコミュニティを期間限定で開設する。 コミュニティでは、参加者が保有するID(メンバーシップNFT、NISSAN ID、Discord IDなど)に応じて参加できるチャネルや、企画が変動する仕掛けを用意。例えば「コミュニティ独自のドライブマップを参加者とともに作成」「コミュニティ主導で日産の新しいサービスを体験を企画」などが予定されている。また、コミュニティ内の活動や貢献度合いに応じて特別なロール(デジタルバッジ)が用意され、ユーザーの「クルマ愛や日産とのつながり」を可視化するという。 体験型リワードプログラムも2025年3月下旬より開始予定。コミュニティ参加(メンバーサポート、企画への参加・投稿、日産のWebサービス利用など)や各種ミッションの達成などに応じてトークンが付与され、「特別コースでの試乗体験」「特別仕様車や限定車の試乗権」といった限定特典や特別体験と交換できる。 |文:coindesk JAPAN編集部|画像:リリースより
CoinDesk Japan 編集部