名古屋グランパス・和泉竜司「狙っていた」右足一閃の先制ゴール 来季は「攻撃のオプション増やし、質も高めたい」
◇8日 J1リーグ第38節 横浜M0―2名古屋(日産スタジアム) 名古屋グランパスは今季最終節を白星で締めた。前半にMF和泉竜司のゴールで先制すると、後半にも追加点。リーグ戦では9月28日の磐田戦以来となる勝利。今季限りで退団する主将のGKランゲラックはぎっくり腰でベンチを外れたが、今季ラストマッチでクラブを去るミッチ(ランゲラックの愛称)に白星を届けた。 和泉が6試合ぶりの勝利をたぐり寄せる貴重な先制点を挙げた。前半24分、右サイドからのクロスに反応し、ゴール前に進入。「狙っていた」と相手のクリアボールのこぼれ球を胸でトラップすると、そのまま右足を振り抜いてネットを揺らした。9月の川崎戦以来の今季3得点目に「相手の嫌なところを突きながらしっかりとゴールにつなげられた」とうなずいた。 今季最終戦を白星で飾ったが、順位は11位。和泉はボールを持つ相手に対してショートカウンターから得点を奪う戦い方には手応えを口にしつつも「自分たちがボールを持ってどれだけ崩すとか、個人で打開するとか、その課題は出てくる。(攻撃の)オプションを増やし、質も高くしていきたい」と来季を見据えた。
中日スポーツ